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手書き文字のもつ情報量
日常目にする、ほとんどの文字が活字です。
活字の歴史は意外と古く、1450年頃誕生したようです。
印刷技術のお陰で、情報が多くの人の手元に正確に届くようになったのですね。
手書きの文字は、メモくらい。
とても時間が掛かるので、長い文章は生活の中で書く機会はありません。
けれど、文字自体が意味する内容より、多くの情報を感じ取れる気がします。
その人の書き方の癖だったり。
書いた瞬間の記憶や感情だったり。
手書きの文字を人に見られてなんだか少し気恥ずかしいのは、
そういった文字に現れている、自分の内面を見られている気になるからでしょうね。
紙に書いたメモなんかも、その瞬間のことを思い出しますが、
その内容を別の手帳とかに書き写したり、パソコンに打ち換えたりすると、
後から見返しても、受け取る情報は半減している感じがします。
書道家の方が書いた文字を、電子顕微鏡で見ると、墨の粒の方向がキレイにそろっているそうです。
一般の方が書いた文字は、それがバラバラでいろんな方向を向いてしまっているとか。
人間って、目に見えない部分もちゃんと認識して、何かを感じ取っているんですね。
知らないうちに使っている能力があるって知って、少し感動しました。
会社で書類が送られてきても、99%以上はパソコンから出力した、活字のみの送付案内です。
なので、目を通さないことがほとんどです。
たまーに、そこに一筆メモが手書きで添えられていると、つい目が行って読んでしまします。
そして少しほっこりします。
仕事においても、プラスαの何かを付加する一助として、
手書きって、お得な方法だと思うのです。
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