経験していないからこそ、価値あること。
ある出来事を経験したことがある人とない人が、ここにいたとします。ある出来事とは、世界旅行でも、インフルエンザでも、アルバイトでも、なんでもいいです。
その経験がある人が1人、経験がない人が99人だとしたら、どちらの人の方が「価値を提供できる人」だと思いますか?
たぶん多くの人が『経験がある1人』の方だと思うんじゃないかと想像します。100人のうち1人だけの貴重な体験をしているわけなので、その人にしか伝えられないことがありそうです。
書籍化されるのはこういうパターンが多いかもしれませんね。
僕が好きな藤原和博さんも「100分の1のスキルをいくつか持って希少な人材になりなさい」といったことを言われています。
この考え方、すごく好きです。ビジネスの視点で見たときは。
でも裏を返すと、「100分の1の人になれたらいいけど、残り99の中の1になったら、それはもうダメなことなのか?」と不安な気持ちにもなったりします。
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そんなことを思ったのは、みどりさんの記事を読んでいたときのことです。
みどりさんのnoteには、数日後に入れた予定が楽しみで「あと3日!…あと2日!」とカウントダウンしている中で、「明日は来る」ということを当たり前のように捉えているということが書かれています。
今夜寝たら明日が来る。ほとんどの人がそう思っていますよね。僕もそう思っています。
よほど死を意識するような経験がなければ、明日は来ないかもしれない、なんて思えないかもしれません。
みどりさんはそんな経験が無いようですが、僕にもありません。
でも、そんな生死を彷徨うような、ある意味、貴重な経験をしていなければ、「明日が来ること」に対して何も語れないか?と言われたら、もしかしたらそうじゃないのかも、とみどりさんのnoteを読んでいて思ったのです。
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経験がないということは、そのことについて誰かに何かを伝えることができないと思われる人が大半かもしれませんが、経験がないからこその視点もとても大事だということに(改めて)気づきました。
違う視点があるから、コミュニケーションは豊かになるんですよね。
何も経験してないから伝えられない、発信できないと思うんじゃなくて、経験がないからこその視点もあっていいはずです。
100人に1人の書籍になるような経験を語ることは、わかりやすくて簡単です。(本になるには1万人に1人くらいのことじゃなきゃダメかもだけどw)
でも、100人の中の1人…以外の99人の中のひとりとして、それを経験したことないからこそ、同じような境遇の人に寄り添える視点があるはずです。
僕は凡人です。人が羨むようなすごい経験なんて、パッと思いつくものはありません。普通の会社員として、普通の父親として、生きています。
でも、だからこそ、同じような多くの人に寄り添える視点を持っているはずです。それはきっと、あなたも同じです。
だから、これからも日常のワンシーンを切り取って、誰かに寄り添える言葉を綴っていきたいと思います。
普段、どれくらいそれができているかはわからないけれど。
色々と考えさせてくれたみどりさん、ありがとう。
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明日の朝も生きてる限り、投稿します。
よろしければ、また来てください。
このnoteは、日々の暮らしのことや、小さな気づき・学びを綴っています。僕の日常のひとコマがあなたの行動のきっかけになれば嬉しく思います。
この記事の表紙画像は Miguel Á. PadriñánによるPixabayからの画像 をお借りしました。ありがとうございます。
お気持ちだけでも嬉しいです。ありがとうございます!