【2020年11冊目】ニューヨーク大学人気講義 HAPPINES -GAFA時代の人生戦略-
皆さん、また「お久しぶりです」になってしまいました。
今日紹介する本は、言わずと知れた"the four GAFA"の著者である、スコット・ギャロウェイのこの本です。
実は私はGAFAをまだ読んでいないのですが、「ニューヨーク大学人気講義」のタイトルに惹かれ、書店でこの本を手に取りました。
この本は、ニューヨーク大学スターン経営大学院の教授としてブランド戦略やデジタルマーケティングを教えるスコットが、UCLA不合格、ルームメイトへの競争心から投資銀行を目指した大学時代、モルガン・スタンレーからビジネススクールへ通い企業家の道へ、そして結婚、離婚と、自身の経験から学生へ向けた、魂の講義を収録したものである。
それでは、以下に気になったところをまとめていきます。
愛する人に良き死を与えよ
人生を始めたばかりの人々の世話をすることへの本能的な満足感についてはあちこちで書かれている。しかし愛する人の人生の終わりを明るくしようとすることも、同じく深い満足をもたらしてくれる。
成功の秘訣は、自分が得意なことを見つけることである
人より優れていることで報酬を得て、他人から注目されると、それが何であれ、さらに熱心に取り組もうという気になる。
他人があなたにお金を出してやってもらいたいと思うこと・やっていて不快にならないこと・得意かもしれないこと
この3つに当てはまることをすべきである。
簡単なことをきちんとこなせ
約束の場所には早めに行く。マナーを守る。確認する。
成功は身近な人と分かち合え
何かを成し遂げても、それを自分にとって大切な人々と分かち合わなければ、鉛筆で描いた絵のように、すぐに消えてしまう。
重要なことは数字で測れ
自分の純資産を常に把握しておくこと。お金持ちはあまりお金について考えていない、というのは戯言である。
拒絶される経験を積め
断られるリスクに自分を晒さなければ、大きなことは何も成し遂げられない。毎日なんらかのリスク(昇給を願い出る、パーティーで自己紹介をする)に耐えられるよう、自分を鍛えること。
「よい従業員」になれ
起業家は、1つの会社に収まらない才能を持っているから起業家になったのだと思われがちだが、そうではない。起業家の90%は、有能な従業員になるスキルを持ち合わせていなかったから、起業家になったのである。
→ではよい従業員とは・・・?
礼儀正しくあること。「正しいこと」と「有能なこと」は違う。
愛と人間関係を最重要視せよ
結局のところ、ヒトが生きる目的はこれに尽きるのである。他は全て、単なる手段に過ぎない。誰かを無条件に愛することは、究極の幸福である。
いかがでしたでしょうか。私は初め、「なんか面白そうだな」くらいのテンションでこの本を読み始めたのですが、いろいろ響くところが多く、あっという間に読み終わってしまいました。
特に彼が言いたかったのは、私が書いた最後の項に詰まっている気がします。私は、人はそれぞれ自分にとっての幸福は何かを明確に定義する必要があるのではないかと思っていますが、彼によれば、それは「愛」と「人間関係」なのだということですね。
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