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【2020/10に起業しました】 会社設立の手順書きます! 〜合同会社編〜

こんにちわ!Bish代表のYoshiです。初回投稿にて自己紹介をさせていただきましたが、2020年10月にサラリーマンを卒業し同時に起業しました。


起業と言えばもちろん事業を創っていくのがメインですが、開始する為に、あるいわ開始した後につまらないことでつまづかないように、しっかりと手続きを行い周りの環境を整える必要があります。

みなさんが「起業」で思い浮かべるのはいわゆる「株式会社」の形かと思いますが、昨今では設立費用が安く手続きも簡素な「合同会社」が選ばれるケースも多いです。そして僕もなるべく初期コストを抑えたいということもあり「合同会社」を選択しました。
ちなみに、Amazonの日本法人もアマゾンジャパン合同会社と「合同会社」の形態を取っております。(詳しくは触れませんが、本店にあたるLLCは米国税制上のパススルー課税で二重課税を防げるメリットなどがある為です。)
※尚、ガツガツ出資を受けたり、上場目指して勢いよくやっていくんだーって方は株式会社を選んだ方がベターです。

「インターネットで調べればいくらでも出てくる」というお声も聞こえてきそうですが、"点"の情報を集めていくのも結構面倒でした。。(ちなみに僕は企画マンとしてずっとサラリーマン生活を送ってきたこともあり、子会社設立企画~立ち上げまでやった経験(3社)がありましたが、改めて色々調べました。)
こういったバラバラな情報をある程度まとめて今回みなさまにお伝えできればと思います。自身のケース(東京23区)を元に記載するので、参考にしつつそれぞれケースで適切なやり方をして言っていただければと思います!

誰向け?:
・起業を考えている人
・起業を今まさにしようとしている人
・会社の業務で子会社設立を行う人 など

0. 合同会社のメリット

合同会社で会社設立をするのにはいくつかメリットがあります。

合同会社のメリット:
・設立費用が安い(実費:株式会社 25万円程度 vs 合同会社 11万円程度 )
・決算広告の義務が無い(官報に掲載する場合、7万円程度)
・役員の任期が原則無い(任期終了時の重任登記、1万円程度)
・出資額に関係無い利益配分が可能

1. 事業内容/プランを決める

まずは当たり前ですが、どんなことをやるのか決めます。
この時、そのビジネスに精通していない人でも良いので、考えていることを出来るだけ多くの人に話すと良いです。
考えていることを口に出してみることで自分の頭の中が整理され、大事なことや必要なことの気づきが得られます。
僕自身、今も結構色んな人にボコボコに言われたりしながら改善を進めているところです。
事業計画のお役立ち情報などはまた違うnoteに詳しく書きたいと思います!

2. 税理士先生(顧問税理士)と会話を始める

僕はお知り合いの税理士先生がいまして、この人に起業について相談しました。(もし知り合いなどいなくても「起業 税理士」と検索かけるとたくさん出てきます。)

設立資金の負担も少ないし「合同会社の方が良いのでは?」と提案してくれたのもこの方でしたが、こういう起業に関わるスキームの相談会社機能の準備のためのアドバイスなどもしてくれるので、大変ありがたい存在です。

先生も千差万別だと思いますが、僕のケースでの顧問契約の金額規模については月々数万円決算月には十数万円程度という形です。

3. 資金の目処を立てる(設立資本金)

次は事業を行う上での資金ですね。業種業態にもよるので千差万別ですが、設立資本金は1円スタートも可能です。一方で、結局すぐに増資ということになって手続きが必要だったり、会社としての信用がないとみなされる可能性が高いという事もあり、通常は数百万円~1,000万円程度になるケースが多いです。僕自身のケースでは事業の初期コストやらを計算して、一旦500万円にしました。

ここで一つポイントがあります。税金のお話です。
会社にかかる代表的な税金として、以下の3つが挙げられます。

法人にかかる代表的な税金:
 1. 法人税
 2. 法人住民税(「法人税割」+「均等割」)
 3. 法人事業税

そして設立資本金で気にするべきなのは、事業の利益に関係なく決まってかかる「2. 法人住民税」を構成する「均等割」です。
従業員50人以下の場合、資本金が1,000万円以下だと7万円1,000万円~1億円だと18万円と決まっています。何もしなくても払うものなので、許認可の関係など特に理由がなければ設立資本金は1,000万円以下にしておくのがベターです。

4. 社名(商号)を決める

設立手続きに入る前に社名を決めておきましょう!自分の思いや、サービスに繋がるような名前など自由に考えて社名を決めましょう。僕の設立した「Bish」は某アイドルグループから、、、ではなく「Bring into shape(具体化する、形にする)」というところから付けました。

そして順番は前後するかもしれませんが、ここで重要なのが同じ名前の某アイドルグループの話もちらりとしました通り、「商標」についても調べておく必要があります。
社名自体は、被っていても登記自体はできるようになっています。一方で、「サービス名(ロゴ)」など事業を進めていく上で使う場合は商標として登録した方が良いです。商標権侵害なんてことにもなりかねません。
例えば、「LINE株式会社」は社名であると同時にアプリ「LINE」のサービス名でもありますので、しっかりと商標登録をしています。

商標については、以下で簡単に調べられるので見てみてください。

見てみると第○類とごちゃごちゃ書いてありますが、一般的にこの区分が異なれば同じ読み方のものがあっても登録できる可能性は高いです。

提供するサービス毎に商標登録出願の区分があるので、特許事務所の方などと相談して出願してください。現状出願から11-14ヶ月後に審査結果の通知があるとのことで非常に長いですが、後々のトラブル回避の為にもサービスとして利用する可能性がある場合は、出願を進めることをオススメします。
僕は、以下の特許事務所さんにお願いして進めました。

費用については、出願区分数と期間にもよりますが、僕の場合は3区分 5年想定でした。

商標登録出願に必要な費用:
 a. 出願時費用
 b. 登録時費用(審査後)

費用構成としては上記2つに分けられますが、合わせて14万円程度になりました。

5. 登記手続き

商標の方に話が少しそれましたが、登記手続きについてです。
手続きにはハンコ(昨今、色々と言われておりますが)が必要です。忘れずに注文しておきましょう!ネットショッピングで5000円あればある程度しっかりとしたものが買えます。

そして定款作成をメインに登記書類の作成・登記を進めていく必要がありますが、「会社設立freee」を活用しました!

必要事項入力していくだけで無料で書類一通り揃えられるので「めっちゃラクやん〜。」という感じで、ポンポン進めていきました。
が、ここで落とし穴。今回僕の場合は、法人からの出資という形で合同会社を作ったので、これは司法書士さんのサービスを利用しないとこのサービスを使って登記できないとのこと。

「なんだ結局お金かかるのか・・。」と思っていましたが、この手数料は3万円になります。しかし、この3万円はコスパ最強です。

なぜなら、自分で何も用意せずとも電子定款が可能だからです。
そして電子定款を行う場合、印紙代の4万円がかかりません

また、電子定款での申請は司法書士さんサービスの他、freeeさんへの手数料で5,000円かかりますが、会計ソフトは「freee」を使うことにしたのでこの手数料は0円でした。(さらにたまたまキャンペーン期間中だったのでAmazonギフト券5,000円分もらえるらしい)

ちなみに自分で電子定款で登記することも可能ですが、カードリーダーとAdobe Acrobatを用意することが必要なので、Acrobatを入れてない人はそもそもこれだけで3万円程のお金かかります。

僕の場合、法人からの出資ということもあり司法書士さんに細かい質問もできたので、サービス使ってよかったです。(餅は餅屋ですね!)

登記事項の中には、資本金や決算月など基本的なことを書き込んでいくわけですが、「決算月どうしよう?」となると思います。。
決算月については、自由に決めることができるのですが、以下の3つなど踏まえて決めることが必要です。

決算月決定で考慮するポイント:
 a. 消費税の免除期間
 b. 決算後2ヶ月以内に決算申告、納税
 c. 業務の繁忙期

特にa. 消費税の免除期間を最大にするというのについて、免除期間については最大2期となるので、10月設立であれば9月決算にすると丸々2年間になります。(ちなみにこの決算月はあとから変更することも可能です。)

そんなこんなで押印も含めて書類の準備が整ったら法務局に提出!となりますが、この提出日が会社の設立日となりますのでここはご注意。

6. 最後に

登記書類の提出が済んだら、2週間程で手続きが完了します。
一応ここで完了予定日が確認できるので、登記完了後の銀行口座作成や社会保険の届出などのプロセスを行う予定なんかも考えとくと良いかと思います。

こんな感じで、合同会社の設立そして会社機能として必要なことをやっていきます。

そしてここで思うことは、ここまでやるだけでも「一人では何もできない」ということです。起業するということは、裸一貫で世の中に出るということであり、その中でいかに自分のやることを伝えていく事かと思います。難しそうに思うかもしれませんが、あなたの一歩がなければその先は無いとも思います。
世間がその時受け入れるかどうかは別として、誰が何を言おうと人の為に何かしようと思うあなたが思う道は正しいと僕は思います。
僕自身もそう思って自分が思う道を邁進しています。
簡単な事ばかりでは無いと思いますが、自分を信じて、自己実現をしていきましょう!!
僕にできることは限られるかもしれませんが、何か話したいことなどあれば是非TwitterのDMやコメント等なんでも良いので連絡ください。必ず返します!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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