カタールワールドカップ決勝
ワールドカップについてはいろいろと述べてきたので、決勝戦前に決勝戦について書いておきたい。決勝はアルゼンチン対前回覇者のフランスとなった。共にワールドカップ2回優勝の実績があり、どちらが勝っても今は空白となっている3回の優勝国になる。モロッコの躍進が話題になったが、やはり、ワールドカップ優勝経験国以外が決勝に進出するのは稀で日本にとってもワールドカップ優勝というのは厚い壁があるように見えた。
フランス対モロッコは見なかったが、本田圭佑さんがフランス対モロッコの試合が今回のワールドカップで一番おもしろい試合だった、フランスのサッカーは完成されており、アルゼンチンが勝てる気はしないと語っていたのをネットの記事で見た。自分はユベントスファンなのだが、思えば、フランスのデシャン監督はユベントスとフランス代表で活躍した名ディフェンシブハーフであった。その後、ユベントスの監督に就任し、ヨーロッパクラブ監督としての実績を残して、前回ロシアワールドカップフランス代表監督として優勝を果たして、すでに名監督の一人と言ってもいいだろう。
本田圭佑さんが一人の好きな監督として元アルゼンチン代表、そして、現アトレティコマドリードの監督であるシメオネ監督と述べたそうだ。彼もディフェンシブハーフの選手であり、森保監督もそうである。野球では、キャッチャーが名監督になることが多いとも言われるが、サッカーで言えば、それがディフェンシブハーフなのかもしれない。おそらく、全体のことを考え頭を使うポジションなのだろう。だから、上に立つ人というのは考える、特に全体を考える力が必要なのかもしれない。
いずれにせよ、イングランド対フランスが事実上の決勝戦と言われたこと、デシャン監督の実績、フランス代表の各選手の個の力にデシャン監督による完成されたシステム、以上の事を踏まえると、フランスが有利と言わざるを得ないと思った。
完成されたフランスに対して、メッシを中心とした個の力で挑むアルゼンチンがどう戦うかということと、フランスサッカーに対する本田圭佑さんの決勝戦の解説がとても楽しみなので、決勝戦は日曜の夜の0時から開始だが、必ず見たいと考えている。
個人的には、メッシがマラドーナのような存在となるためには残りワールドカップ優勝というピースが欠けており、アルゼンチンの優勝によりメッシがマラドーナのようになるのを見てみたい、ヨーロッパサッカーにおける覇権争いとして、フランスが自分が贔屓にしているイタリアの優勝回数に近づいてほしくない、イタリア系アルゼンチン人など移民の関係でアルゼンチンとイタリアは文化のつながりも強くアルゼンチンは仮想イタリアとして応援もできる、といった理由でアルゼンチンを応援するが、フランスが勝っても、自分は素人ながらも、本田圭佑さんの解説により、いかにフランスのサッカーが完成されたものであるかということを知れるかもしれない期待があるので楽しめるに違いない。
2014年のブラジルワールドカップでは、メッシはドイツ相手に涙を飲んでおり、もし今回フランスを倒してアルゼンチンが優勝となれば一つの大きなドラマとなるだろう。
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