指導2年目のチームは体力測定からスタートしました。
インターハイ予選が終わり、新チームの活動がスタート。今回は体力測定を実施しました。今回の体力測定は、コート内での測定を中心に行い、内容は下記の項目になります。
・スピード(20mスプリント)
・フットワーク(プロアジリティ)
・パワー(垂直跳び)
・スタミナ(yo-yotestR1)
「測定は手間もかかるし、せっかく指導にきてもらったのに測定だけ?」となって測定を実施していない場合も多いのではないでしょうか。
実際に1年目のチームは、身体作りの基礎となるプログラムを実施しており、測定を実施していませんでした。ただ、測定を実施していない中でもトレーニング中にわかることから評価をしプログラムを変更していました。
・ウエイトトレーニングのトレーニング数値をみて変化を確認
・ウォーミングアップの動作を毎回確認して段階的なレベルアップ
・ランニングトレーニングのタイム設定の変化の確認
今回は2年目も継続してお願いしていただいたところから、今後さらなるトレーニングの充実をはかるために体力測定を提案させてただき実施しました。
今回は、20mスプリントのスタート姿勢や、プロアジリティの切り返す部分を動画にとって動きも記録できる様にしてみました。スローでみると遅い場合と速い場合で動きが全然違うため、説明資料で使っていきたいと思います。
また、種目の関係性を調べてみると、20mスプリントと垂直跳びの相関関係は高くなり、ジャンプ力がスプリントにも繋がることがよくわかります。
ここで気になるのが、そこから外れた選手です。外れ方には2つのパターンがあります。
1)垂直跳びが高いのに20mスプリントタイムが遅い
2)20mスプリントタイムが速いのに垂直跳びが低い
こういった選手は、それぞれの体力要素は獲得しているため、走り方・跳び方を身につけることで数値の改善が見込めると考えます。
パーソナルトレーニングであれば、個別にプログラムを作成するのに活用できるような内容です。
他にも多くの気づきがある測定になりました。改めて実施すると発見があり、一つ一つのトレーニングの意味が深まっていきます。
ただ、今回1番良かったのは、選手の測定に取り組む姿勢です。特にyo-yotestは、持久力テストなのでとてもきついです。どのぐらい走れるかよりも、自分の限界まで走り切ることは大事な能力です。また、このきつい中で盛り上げられるチーム力が試合の苦しい場面で、絶対に力になります。
そこが見れたことが最大の収穫でした。やはり体力は「身体的要素」と「精神的要素」で成り立っていますね。
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