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大会前に体力測定をして数値が向上していなかった話し…

今月から各県で夏の甲子園大会予選が始まります。
私が指導している高校野球チームも集大成となります。

年間でトレーニング指導をさせてもらっていますが、
トレーニングの進捗状況を確認するために、
オフシーズン始めの11月、オフシーズン終わりの2月に
スクワットとベンチプレスのMAX測定を実施しています。

このチームでの私の業務としては、
40~50分のウエイトトレーニングです。

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それ以外の業務はほとんどなく、
ウエイトトレーニングの時間をつかって、
怪我をしている選手を個別で
対応したりするといった具合です。

今回は、大会前の数値を確認したく、
6月のスクワットとベンチプレスの数値を確認してみました。

この時期は高重量でのトレーニングを実施しているため、
3回の挙上重量から逆算して計算しています。

結果は、3年生はほぼ変わりなく、
2年生は向上といった感じでした。

ウエイトトレーニングを任せられている私としては、
「仕事がでてきていないのではいかと…」
ちょっとショックだったのですが、
結果を受け止めて色々と考えてみました。

そんなタイミングで、
いつも勉強でトレーニングの記事を読ませてもらっている
河森氏が測定について書かれており参考にさせていただきました。


(これを読んでショックが少し落ち着きました。汗)

考えた結果を3つにまとめました。
あなたのトレーニングの参考になればと思います。

・測定のタイミングについて
・学年による差について
・トレーニング負荷について

・測定のタイミングについて


ウエイトのMAX測定を実施研究で日によっては
10%以上違ったということも聞いたこともあります。
コンディションは日々刻々と変化するため、
測定した日のコンディションが良くないことも考えられます。


・学年による差について


今回の結果では、3年生は維持・2年生は向上という結果になりました。
トレーニング経験が少ない下級生は上級生に比べて
効果を得やすかったのではないかと思われます。

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・トレーニング負荷について


11月から2月のオフシーズンは週2回トレーニングを実施していました。
3月からは練習試合・公式戦が毎週行われています。
そのため3月以降のトレーニングは、
チームとして週1回を継続していました。
単純にトレーニング負荷が足りていなかった可能性があります。


そこからの考察


週1回のトレーニングで数値が向上していた2年生と維持の3年生。
トレーニング経験がある3年生は、適切な刺激を与えるために
学年によって頻度を考える必要があるかもしれません。

しかし、試合出場機会の多い3年生が週一回のトレーニングで
オフシーズン後期の筋力を維持できていたのは良いことなのかもしれません。

他と比べることではないかもしれませんが、
6月の時期までウエイトトレーニングを継続できている
チームは少ないのではないかと思います。

自チームでも継続していなかった場合は、
今回の数値は記録できていなかったと思います。
(これを反事実と言うそうです)

プログラムとしてはスクワットやベンチプレスだけでなく、
体重移動を行うランジや、片手片足の種目なども導入して、
筋力以外の要素にもアプローチしているため
体力要素全体の総合力は向上しているのではと感じてます。

トレーニングについて話をしましたが、
あとは試合で全力を出してもらいたいと思います!
私も甲子園行きたいです。

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