【30歳の節目】オーダースーツ専門店の店長が、本気で伝えたいこと。
はじめに
こんにちは、私の職業は「オーダースーツ専門店の店長」です。
今年で30歳。一つの区切りとして、節目の年となりました。
自身の役目を今一度見つめ直した際、一つの答えに辿り着きました。
「オーダースーツの魅力を、一人でも多くの方へ届ける」
シンプルですが、この一言に尽きます。
様々な媒体がある中で、私はnoteを選びました。
直感的、且つ手軽に情報発信出来るnoteを駆使して、自己経験を交えながら投稿していこうと決めました。ゆくゆくはコンテンツ販売も視野に入れています。
初投稿なので、簡単に自己紹介をします。
1990年生まれ、北海道出身。大手紳士服量販店で副責任者、パターンオーダー専門店で副店長の経験を経て、現在はオーダースーツ専門店店長。
自身の着用スーツにも、拘りがあります。
私の着用スーツは全て、マニカカミーチャ仕様にしています。
・Manica Camicia(マニカカミーチャ)
イタリアのナポリスタイルで用いられる袖を形成する技法です。別名、雨降り袖やシャツ袖とも呼ばれ、肩にギャザーを寄せて袖付けする技法を指します。肩周りの可動域が広がることで、着心地が格段に増します。羽織った感じは、肩パットが無い為、軽く肩に馴染みます。リラックス・カジュアル感が生まれます。
初めてジャケットに袖を通した時の感動は、今でも忘れておりません。
マニカカミーチャこそ私の原点で、自己スタイルにおける基盤となりました。
好きな生地ブランドも幾つかご紹介させて下さい。
イギリスだと、断トツでFOX BROTHERSが好きです。服地クオリティは勿論のこと、経営姿勢や、企業としての在り方そのものに魅力を感じています。
イタリアだと、Vitale Barberis CanonicoやARISTON等々。
自身用に仕立てたスーツは、オリーブやカーキ、アースカラーが中心です。
私がオーダースーツを勧める最大の理由について。
それは、スーツに対して愛着が湧くからです。
生地選びにはじまり、ボタンや裏地の装飾部分、細かなディティール選びまで。担当フィッターと創り上げる、世界に一着しかない、自分だけのスーツが出来上がります。
この過程こそが、オーダーの醍醐味であり、愛着へと繋がる理由です。
より噛み砕いていうと、皆さんはテンションが上がるスーツをお持ちですか。
オーダースーツを仕立てること=自身を鼓舞することが出来る、装いを具現化することだと私は思っています。
ご自身のスーツを今一度、思い返して見てください。
スーツ一着に対して、どのくらい「想い」が込められているでしょうか。
終わりに
初投稿の今回は、簡単な自己紹介とオーダースーツへの想いを綴りました。
不定期にはなりますが、今後もオーダースーツの魅力を多角的に発信していきます。
ファッション・装いとは自分を映す鏡であり、相手への敬意です。
自分だけでは無く、相手にも愛される装いを目指しましょう。
それではまた。
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