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カフェを流行らせる方法

今回はカフェ経営についての話です。

とはいえ計数管理がどうとかマネイジメントがどうとかという話ではありません。

僕自身が小さなカフェを流行らせたときのことについて書いてみますね。

20年ちょっと前に小さなカフェをオープンしました。

本業のデザイン事務所の横にあった空きスペースを有効利用したくて始めたカフェ。

事務所の家賃の足しにでもなればいいかと軽い気持ちでオープンしたのがよくなかったのか、最初の半年くらいはお客さんがすごく少なくて「やっていけるかな」と心配になるような状況でした。

正直言って、デザイン事務所の売上がなければとっくに閉店してるレベル。

もうやめるしかない!と追い込まれたとき、開き直って

「やりたいことやってみよう」

と考えて実行したことをメモ代わりに書いてみます。
(いまではどこでもやってるようなこともありますが、20年前には珍しかったと思います)

・メニューは40Pの海外の雑誌風デザイン
・お客様の写真を撮影してポスターにして掲示
・店内にあったソファーを外に向けて設置。
・外のプランターで育てたハーブを料理に使用。
・スタッフのメニューコンテストを行いメニューに反映。
・店内のBGMはアナログレコード。
・BGMが途切れた時には小さな音で環境音楽が流れる仕組み。
・トイレのBGMはCDで月替わりの映画音楽
・Tシャツ・ポスター・コースターを統一デザイン。
・Tシャツや食器を作ってオリジナル雑貨として販売。
・世の中に広まり始めたホームページを作って毎日更新。
・同じくメルマガも配信。
・スタンプカードの情報からバースデーはがきを送付。
・料理とデザートの一部を毎月更新。
・犬を連れたお客様にはミルクサービス。
・売上げより客数が多いことを喜びあう仕組み。
 e.t.c

まだまだやってましたが忘れてるモノもあります。

こんなことをやってるうちにお客様が増えて売上げが上がり、お店を続けることが出来ました。
(お客様が増えすぎて別の問題が起きたのですが、それはまた別の機会にでも)

デザイン事務所をやってたからできたんだろうとか、その時代だからできたんだろうと思われる方もおられるかもしれませんね。

その通りかもしれません。

そして、これらの「方法」や「仕組み」を実行すればお客さんが増えるわけでもないでしょう。

僕が伝えたいのは

お店を流行らせた方法について書いて自慢したいとかではなくて、上に書いたどれもが

「こんなことしたらびっくりしてもらえるかな?」
「こうしたらもっとお客さんやスタッフに楽しんでもらえるかな」

と考えて始めたことをお伝えしたかったのです。

そして、僕自身がすごく楽しんでたってこと。

毎朝目が覚めると「今日はどんな面白いこと仕掛けようかな」とワクワクしてたことを思い出します。

売上げや集客に悩んでおられる経営者の方で、勉強熱心なひとほどマーケティングなどのテクニックを勉強して実践される方が多い気がする(その気持ちめちゃくちゃわかります)のですが、その「やり方」はお客さんを楽しませたり幸せにするものなのか?を考えてみてください。

誰かの幸せを思ってる時って、自分も幸せな気分になってるってことでもあります。

逆に言うと自分が幸せでないとひとを幸せにすることは難しい。

お客さんが少ないことは諦めて

いたずらをする子供のような気持ちであれこれやってたらいつの間にかうまく行ってたって感じです。

まずは何事も面白がってみる、楽しくなる工夫をすることが大事ということですね。

*このときの体験がオモシロタノシズムにつながってます。

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