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「予防」はエコ part1 モノと心理が生む余裕

タイトルの通りなのですが、今回は予防はエコだよね、というお話です。
今回も書き始めたら3,000字を超えそうだったので、二本立てにしました。

予防とは文字通り「予め防ぐ」ということですが、子育てにおいては特に物理的な予防だけでなく気持ち的な予防もとても効果的、ということを書いていきます。

「よぼう」は「よゆう」になる

言葉遊びみたいになってますが笑、真面目な話、予防しておくと時間にも心にも余裕が生まれます。

私がエコ育てのテーマで書いている「子育てにおけるエコな状態」というのは、時間的な余裕と感情的な余白の部分の話なので、まさしく予防で余裕が生まれるのはエコになります。

じゃあ一体どんなことが予防なの?という話ですが、実はみなさんきっと知らず知らずのうちに物理的な予防はたくさん実践しているのではないかと思います。

例えば、ものすごーく簡単なことでいえば、子どもの食事時にエプロンをつけることだって予防なわです。

「こぼすかもしれない」と思うからこそ、こぼしても大丈夫なように「予め」エプロンをつける、という予防策を講じているわけですね。

エプロンがあることで「こぼしても大丈夫」という余裕が生まれ、楽しく食事ができる。

公園遊びでのプレイウェアの着用もそう。
汚れても大丈夫だから思いっきり遊ばせてあげられます。
そして洗い物が減ることでTo doも減ります。

そんなめんどくさいことしてられない!あとで洗えばいいから、と思えるママさんなら何もしなくても全然いいと思いますが、汚れものをすぐに洗う余裕がなくちょっと放置して汚れ落としに時間費やす羽目になったことのある人(私です)には、それを「起こらないようにする」ことに価値があるかなと思っています。

物理的な予防

前述した通り、物理的な予防は意識せずとも多くのママさんはきっとやっているのではないかと思います。

あらゆる可能性を想定してお出かけの時にママが入念な準備をするのはまさにその代表的な行動ですよね。

  • 洗い物や掃除を減らすための装備(エプロン、プレイウェア、マット等)

  • ご機嫌ナナメ対策の各種グッズ(おもちゃ、お菓子、映像類)

など。

物理的な予防は、何かが起こった時に「これがあれば大丈夫」という心のお守りになってくれるので不測の事態に子どもを満たしてあげられるだけでなく、パパママの精神的負担も減らしてくれます。

私もいつもお出かけの時は三種の神器ならぬ、息子専用神アイテムたちを常に持ち歩いています。うちの場合は特に「食」へのこだわりが強いタイプなので、私の心のお守りは食べ物が多めで、絶対に外さないお菓子、野菜ジュレ、ジュースが鉄板です。

心理的な予防

物理的な予防が生み出してくれる心の余裕は比較的大きなウェイトを占めると思いますが、それと合わせて持っておくとさらに平静を保ちやすくなるのが「心理的な予防」です。

これに関しては、まずは単純に意識というか認識の問題の話として、「いつなんどきでも子どもが機嫌を損ねる可能性がある」という気持ちを持っておくというのが1つです。

なんだ当たり前のことじゃん、と思うかもしれませんが、正直、私の場合、子どもがイヤイヤ期に突入した当初の頃は何がトリガーになるのか全くわからず、それだけでイライラしていました。

ある時は、早々にお気に入りのお菓子を食べ切ってしまって泣き出し(食べたのは自分なのにw)、
ある時は、おかわりがないことに泣き出し、
またある時は、自分が言ったことを私が聞き取れなかったことで怒り出し、
またある時は、私がほんの数歩先を歩いただけで怒り出し、
と、大人には想像もつかないことで機嫌を損ねることがしょっちゅうで、「永遠に終わらない無理ゲー」的な絶望感を味わうことがありました。

これが噂のイヤイヤ期か・・・とは思うものの、やっぱり予兆もなく突然怒り出したり泣き出したりして手がつけられなくなるのは本当にしんどくて。。

しかもそれが連日のことだったりするともう罰ゲームですか?涙っ
てぐらい、心が折れるわけです。

成長の過程において必要なことであるとはわかっていても、やっぱり気持ちが持っていかれることがあります。

「なぜ?をやめる」は大事な予防策

でも、イヤイヤが続いたある時の夫の一言で少し意識を変えることができました。

「どうやってもわからないから、原因は考えないようにしよう」

無意識になんでも理由や原因をすぐに考えて解明しようとしてしまう私にとって、これは結構大事なことでした。

無意識でやっているが故にそれを意識的にやらずにおくことはとても難しいことではありましたが、考えてもわからない「なんで?」を考えて、そのための対応策や解決策を探しても仕方ないんだ、ということをようやく理解できた時でもありました。

実際、2〜3歳児って途中から何で泣いていたのかわからない感じになっていることが結構ありますよね。言うこともチグハグで、ただただ全てがイヤ!という状況に陥りやすい。

もちろん、子どもの気持ちは理解してあげたいとも思うし、理解してあげようとすることは大事なことだとも思っていますが、特にまだ十分に言葉を話せなかったり、自分でも事態を飲み込めていないような年齢の場合は、それが裏目に出てしまうこともあるな、と身をもって体感しました。

そのために心がすり減って最終的にそれが子どもへぶつけられるイライラになってしまう方がよくないので、「本人じゃないからわからないし、無理にわかろうとしなくてもいい」という心理的な予防をしておくとエコに過ごせるように思います。

パートナー間での約束事も心のお守り

あと、パートナー間で「こうなったらこうしよう」を決めておくのも結構有効です。

例えばお出かけの際など、「機嫌が悪くなったら即切り上げる」とか「機嫌が悪くなりそうな合図が出たらこれを出す」など、自分が思っているだけでなくパートナーと共有することで行動が統一でき、パートナー同士のイライラ機会も減るので、エコ育ての大事なポイントになります。

まとめ

ということで、今回は予防はエコ!というお話でした。
物と心、両方の予防策で無駄なエネルギーを使わずにエコ育てするヒントになったら嬉しいです。

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