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会社員辞めてみてもうすぐ3年。働き方について思うこと。

やっぱりこの国の働き方はおかしい。

来年3月で会社員を辞めて3年になる私は思います。この疑問に関してはずーっと持っていた私。

でも、自分が会社員を辞めないことには、「この働き方なんかおかしいよね!」と言ったところで説得力に欠けると思ったのもあり、自ら会社員辞めてみました笑。

独立したものの1年で会社員に戻りますというケースも多い中、取りあえず3年はやらないと、いい面、悪い面見えないよなとも思いました。

あと数ヶ月で、やっと3年なのですが、やっぱり昔から感じていた「この働き方っておかしくない?」という感覚は合っていたと思います。

今回は会社員を辞めて約3年経った今、私が働き方について思う事について書いてみました。

人生100年時代なのに一般的なキャリアは未だに1本のレール

まず、私が「おかしくない?」と思うのは、人生=働く期間がこんなに長くなったのに、未だに一般的なキャリアが1本のレールになっていること。

転職もかなり一般的にはなっているので、新卒から定年まで1社で勤める人は今後かなり減ると思います(そもそもしたくてもできないと思う)。

一方で、働き方というと、学校を卒業してから約40~45年正社員のフルタイムで働くことが現状のスタンダード。

私は38歳で一旦フルタイム(正社員)で働くことを辞めたのですが、正直ここから更に30年フルタイムで働くことはイメージできないし、やりたくない・・

私は個人で自由働くことが合ってると思うので、これからも今のワークスタイルを続けたいと思っています。ただ、人生何があるか分からないので、もしかしたらまたフルタイムで働くことがあるかもしれません。

個人的にはもしそうなったら、それはそれでいいんじゃないかなと考えています(明確なビジョンは持ちつつも、自分で変えられない流れには抗わないのが私のモットー)。

つまりは、別にずっと同じレールの上を歩かなくても、一度外れて別の道に行って、また戻ってもいいと思うんです。

でも現状の日本には、一度正社員を辞めたり、専業主婦になったら、元のレールには戻りにくい現状があります。

私はこういう働き方の概念は、時代にものすごく合ってないと感じるし、「憤り」すら覚えます(だから自らレールから外れたのもある)。

だって50年以上働かなきゃいけないのに、仕事以外のことに集中したり、フルタイムじゃない働き方をする期間って絶対必要だと思うんですよね。

例えば、「15年フルで働いたから、2年はパートタイムでゆっくりして、また復帰しよう」とか本来はあってもいいと思うんです。

働き方の概念が変われば、もっと気楽に長く働けると思うし、女性のキャリア形成もしやすくなると思います。

「死ぬまで働かせる気か!」と言う人が多いのは、仕事が好きじゃないだけでなく、キャリアの休み期間がないからというのもあると思うんです。

世の中を変えることは困難。でも、自分自身が時代に合った持続可能な新しいキャリアを歩むことで、少しでも改革に貢献できればなと考えています。

仕事の中に楽しいを増やすことで持続可能なキャリアに

2年前に品川駅でNewsPicksが打った「今日の仕事は楽しみですか?」という広告がTwitterで炎上したの憶えていますか?

「見た人を傷つける!」などの批判があり大炎上しました。

個人的には、NewsPicksのコピーが悪いというより、大半の人がこの広告に対して怒りを感じてしまうような働き方しかできないこと自体に問題があると思いました。

私はたまに通勤時間に電車に乗るのですが、ほとんどの人が疲れた、暗い顔をしているのがいつも気になります。確かにデストピア感満載。

疲れていると他人に優しくなれない。過去の私もそうでした。

正直仕事は楽しいだけじゃありません。でも、少なくとも「100%楽しくない中でも10%でも楽しさを見つけよう」と日々思えるかが大切だと今は思います。

そう思えるなら、「今日の仕事は楽しみですか?」に怒りは感じないはず。

だから、やりたいこと、得意なこと、使命感を感じることを自ら見つけに行くことが大切だと思います。そして、無理しない、周りと合わせないことも大切。

仕事の中に”楽しい”をどんどん増やしていく&無理はしない。私はこれからもそんな働き方をしたいし、それこそ持続可能なキャリアだと思っています。

まずは個人が働き方を変えていくことで改革が起こる

今まさに時代の過渡期です。以前からそう言われていましたが、コロナで明確に働き方のパラダイムシフトが起こりました。

働き方、生き方に色んな選択肢があることに気づき、自分らしい生き方を選んだ人も多いです。

一方で、国の制度や環境が変わるにはまだまだ時間がかかると思います。良くも悪くも日本人は右習えの国民性であり、人口も多い。政治決断もとてつもなく遅いです。

北欧の様に迅速にワークシェアリングの概念が一般化しない理由は、そこにあると思います。

もし国全体が「より自由な働き方を」という風潮になり、制度が整うのをまっていれば、恐らく私たちはおじいちゃん、おばあちゃんになっちゃってるかも。

だから、環境が整うのをただ待つのではなく、個人個人がより自由に自分のビジョンや目標に沿った働き方を実践していくことが大切なのではと思います。

一人一人の意識と行動がやがて大きなムーヴメントとなり、40年待たなくても、自由に楽しく働ける時代が来るのではないでしょうか。

自分のキャリアを国任せにせず、新しい時代すらの自らの手で創っていく。そんな使命が私たちの世代にはある気がしています。

行動する人としない人、答え合わせは20年後にできるはず。

それではまた次回♡

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