35歳以上の転職活動で必ずやるべきこと3つ
35歳以上で転職活動を考えている人いませんか?
転職がどんどん当たり前になり、最近では35歳、いや40歳以上で転職活動をする人も増えています。
一方で35歳以上になると、転職市場に出た時の感覚が20代と比べて大きく変わります。
それはジュニアからミドルにキャリア段階が移行したことに伴い、求められることが大きく変わるから。
30代前半位までは「この人やる気あるし、育てれば伸びそうだな~」と採用されるケースもあります。
一方厳しい現実ですが、35歳以降はポテンシャルややる気だけで企業が採ってくれることはまずありません。
ミドル世代が転職を実現させるためにやるべきことは沢山ありますが、今回は3つの重要なポイントに絞って書きました!
①自己理解と長期キャリアビジョンの明確化
まず最初にやるべきことは自己理解とキャリアビジョンの明確化です。
自己理解はよく「強みや弱みを知ること?」と言う人もいますが、それだけでは不十分。
下記のような複数の側面から自分を理解することが大切です。
資質だけを理解していても、どんな事や分野に興味があるかを理解していないとキャリア選択は難しいです。
また、資質や興味を理解しているだけではなく、どんな価値観を大切にしているかも理解する必要があります。
しかし、自己理解を深めるだけでは35歳以降の転職は厳しいのが現実。
そもそも、20代30代前半の人だって自己理解くらいは徹底してから転職します。
もしあなたが35歳以上なら、長期キャリアビジョンの明確化も必須です。例えば20年後のビジョンがある時、それから逆算して次の3~5年の目標設定しますよね。
長期的な視点で「こうなりたい」というビジョンがなければ、短期目標も作れません。目標設定ができなければ成長もありません。
目標が明確でないミドル世代を採用したいという経営者は普通はいません。
35歳以上で転職活動をする場合は特に、長期的キャリアビジョンを明確にする必要があるのです。
②キャリアの棚卸し
2つ目はキャリアの棚卸しです。
20代の転職でもキャリアの棚卸しは大切ですが、数年の職業経験の中では「そもそもまだ棚下せるほどの経験や実績がない!」という人もいます。
一方で35歳以上になると、色々な経験を積み、専門性も高くなっているはずです。また、早い人であればマネジメントの経験がある人もいると思います。
会社、部署、職種ごとに分けて、どう取り組んできたか?成果は?とカテゴリーに分けてキャリア資産の棚卸しをしましょう。
棚卸しをすることで「会社があなたを採用するメリット」を明確化することができます。
35歳以上の人を採用する時は、育てるのではなく即結果を出してもらうことを期待しています。
企業にとってコストになるか、人財投資になるかは、求職者が持つキャリア資産によって判断されます。
自分の持っているキャリア資産を明確に相手に伝えるために、35歳以上であれば特にキャリアの棚卸しは必須です。
キャリアブランディング
3つ目はキャリアブランディングです。
「ブランディングとは?」と思う人も多いかもですね。別の言葉だと少し前に流行った「キャリアタグ」が同じ様な意味です。
つまり、自分と言えばこれ!みたいな分かりやすいタグを貼ること。
一方で、例えば「営業」だけではタグとして弱いですよね。他者と差別化できてこそ選ばれるブランドになります。
例えば私は下記のようなタグを持っています。
「元転職エージェントで、海外経験もある独立型キャリアコーチと言えば岩田さんだよね!」
という感じで色んな人に憶えてもらえたらいいなと思っています。
35歳以上のビジネスパーソンは「私はこれ」というブランドイメージを明確にしなければ、書類選考や面接で埋もれてしまう可能性が高いです。
キャリアブランディング戦略を考え、実行することで、その他大勢に埋もれない対策が可能です。
まとめ
今回の記事は、35歳以上の転職活動で必ずやるべきこと3つにフォーカスして書きました。おさらいしましょう。
これらはもちろん20代、30代前半の人もやるべきこと。一方で市場で引っ張りだこの若手は、ポテンシャルや自頭の良さなどで採用されるケースも多いです。
しかし35歳以上になると、それだけで採用されることはありません。自己理解や長期ビジョンの明確化、また他者との差別化ポイント(なぜあなたなのか)を明確にすることが必須です。
この記事が35歳以上で転職を考えている、またはすでにしている人へのヒントになればうれしいです。
それではまた次回♡
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