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【転職3回以上の人必見】転職経験を活かしてキャリアアップをするための思考法

「自分って転職回数が多いかも・・」

とネガディブに考えている人いませんか?

でもご心配なく。ひと昔前であれば、確かに転職回数が少ない人が企業に好まれました。

私は転職エージェントにいたのですが、30代までであれば転職回数ゼロの人は結構好まれた印象(私がエージェントだったのは2021年までです)。

一方で、これからは採用側も以前の様に転職回数を気にしなくなると考えています。

ちなみに、日本人の平均生涯転職回数は2.8回らしいです(個人的に少なっ!と感じます)。一方アメリカ人の平均は6~10回位らしい。やっぱり2倍以上の流動性がありますね。

今回は「自分って転職回数が多いかも?」とお悩みの人に向けて、転職経験どう活かし、更なるキャリアアップを目指すかについて、背景も含め書いてみました!

日本企業は「長く働きたい人」を採用するリスクを抱えるようになった

10年位前は「長く働いてくれる人が欲しい」とよく人事の方に言われました。

一方で、今はコロナ渦や円安&インフレの影響で日本企業も生き残りに必死。

会社員をやっていると意識が難しいのですが、人を一人雇うということは莫大なコストがかかります(私は起業して初めて、当然の様にもらっていた給料のありがたみが分かりました)。

日本の法律上、正社員採用すると解雇が難しい現状。企業側としても「できれば定年まで雇ってほしい」というタイプの人を採用するのは、もはやリスク。

また、今後人材の流動性が上がるにつれて、能力の高い人ほど転職回数が必然的に増えるはずです。

企業側も忠誠心だけ高い人よりも、例え短期間でも企業の成長に大きな貢献をしてくれる人材が欲しいはずです。

大リーガーみたいに、高い報酬を払う代わりに最高のパフォーマンスを求める。しかしそういうプレイヤーは他社からもオファーを受けるので、ずっとはいてくれない。そんな感じでしょうか。

もともと外資系の転職市場はこのような感じなのですが、日本企業の市場もこういった感じになっていくのではと思います(というかそうならない限り日本経済は衰退するだけだと思う)。

転職回数が多くても明確な目標と転職理由を説明できればOK

私のクライアントさんでも転職回数が多めの人や、理由があって短期離職になってしまった人がいます。

そういった場合「次の転職の時不利になるかも・・」と心配されることも多いです。

もちろん、未だに転職回数が多い又は短期離職をしてるだけでお断りをする保守的な起業も存在すると思います。

一方で、上で書いたように、日本の企業を取り巻く背景が大きく変化しています。

単に転職回数に捉われず、キャリア目標を明確にし、なぜ転職をしたのか、又は短期離職にいたったのかを説明できることが一番大切だと思います。

1年以内の短期離職は一般的には良くない印象とされますが、場合によっては早めに離職した方がいいパターンもあります(入社後に仕事内容が変わり、自分のキャリア目標へのパスとずれる等)。

目標を明確にすることで、転職をするか否かの判断がしやすいです。逆に目標が不明確な場合、何を判断材料すればいいのか分からないはず。

キャリア目標が明確であれば、今いる会社での目標も明確になります。過去の転職に関しても、「ここまで達成したから転職した」という説明ができれば、回数が多くても相手も納得するはずです。

逆に良くないケースは、キャリア目標が明確ではない中、何となくの転職を繰り返してしまっているケース。

いわゆる「フワっとキャリア」の人は、これからの時代一番厳しいのではないでしょうか。

もし「転職回数が多め・・」とお悩みの方は、キャリア目標と過去の転職の判断理由などを今一度整理&言語化することをおすすめします。

転職経験によって学んだこと、得た力を前向きに捉えよう

3年スパン位で転職をしてきた人が30代後半くらいで、「転職回数が多めなので、次の転職に足踏みしてしまい・・」とおっしゃることがあります。

上でも書いたように、明確な目標を持たず、何となくの転職を繰り返してきたのであれば危険信号。

一方で、目指す目標に向かって進む上で、転職した方が良いという判断をしてきたのであれば、逆に説得力があると思います(過去の転職で何がマイルストーンだったのかを説明できるようにしましょう)。

また、転職という大きく環境を変えるという経験自体から学ぶことも多いと思います。

転職にいたるということは、何かしらの大きな課題や困難にぶつかった経験があるはずです。それにどう向き合い、最終的に転職という決断にいたったかも貴重な経験だと思います。

例えば、私の場合、前々職には7年ほど務めました。創業2年目位のスタートアップ時期に参加したので、会社が成長するフェーズはずごく楽しかったし、成長停滞する大変なフェーズも経験しました。

途中で、会社が買収されて経営者が変わったり、チームの8割が抜けて独立されちゃったり、採用してくれた上司が辞めたりなど怒涛の展開を経験。

2回ぐらい本気で辞めた方がいいと思い、転職活動もしました。でも現状分析した時、自分がまだここでできること、成長できる余白があったので転職しませんでした。

最終的に6年以上経ち、「もうここでできることはないから次のフェーズに進もう」と判断して辞めました(その決断が30代での独立に繋がったので、今でもベストだったと思う)。

こう振り返ると、予期せぬ事態や変化を経験し、その度に自分のキャリアゴールへの定点分析をして、転職するか否かの判断ができたことは良い経験になりました。

何度か転職をしている人は、きっと似たような経験をされてきたのではと思います。

転職という大きな決断までのストーリーの中で、どう現状に向き合い決断したかは、ユニークで価値のあるな経験だと思います。

今一度、自分の過去のストーリーを振り返り、学んだこと、得たことを掘り出してみてはいかがでしょうか。

軸は外にあるのではなく自分の内側に持つことが大切

何度も言っていますが、今の日本企業が置かれた状況を考えると、これから人材の流動性は否が応でも高まるしかないと思います。

なので、転職回数も気にする必要がない時代が来るとも思います。

一方で、国の経済状況や会社の経営状況など、外の環境は常に変わります。私の過去のストーリーでも書いたように、急に会社が買収される、事業部ごとなくなるなんてことは、いつどこで起きてももおかしくありません。

そんな時、自分のキャリア・人生の目標、この会社に入った理由(達成したいこと)、などの内側の軸があれば、外側の変化に対して自分がどう行動すべきかがわかります。

逆に、内側の軸がなければ、自分にとって好ましくない外部環境の変化が起こる度に転職を繰り返すキャリアになってしまいます。

「内なる軸」がしっかりしていれば、転職回数に関わらず、目標への道を進みながらキャリアアップができるのではないでしょうか。

私がキャリアコーチングで大切にしていることは自分軸

上でも書きましたが、自分軸を持つことはとっても大切。

だから私は内側にフォーカスしたキャリアコーチングのカリキュラムを創りました。

転職の伴走をする場合、キャリアコーチは「この企業は安定してる、働きやすい、あなたに合ってる」などの情報提供をしてくれるイメージを持っている人もいるかもですね。

私はもちろんその辺の情報取集サポートや客観的視点での提案などはします。一方で、どんなに完璧な会社を転職先に選んだとしても、それは永遠ではないし変わります。

だからこそ、自分に合った条件のよい会社を選ぶだけではなく、自分の軸を明確に持つことの方が、根本的な解決策になると思います。

全てのことは変わります。でもその中で変わらない自分軸を持つこと。

それがキャリア、人生において一番大切なのかなと考えています。

それではまた次回♡

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