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メンタルハック大全 メンタリストDaiGo MENTAL HACKS      ~手っ取り早くメンタリズム手法を取り入れたい人必見~

日本唯一のメンタリストとして有名なDaiGo氏。彼の一連の騒動と今の評価はこの際置いておくとして、彼が書いた本から学ぶことは非常に多い。
「人の心をあやつる方法」というと聞こえが悪くダークなイメージであるが、「自分の心も他人の心も上手くコントロールして人間関係をよりスムーズで豊かなものにする方法」を学ぶことが出来るといえば少しはマシかもしれない。

現時点で私は10冊近くの彼の書籍を読んでいるが、この『メンタルハック大全』には使いやすく、効果の大きいメンタリズムの手法が数多く紹介されている。手っ取り早くDaiGo氏のメンタリズム手法を取り入れたい人におススメの1冊だ。

ここでは私が試してみて、かつ効果的だったものや今まで無意識のうちに使っていて一定の効果を感じたものをいくつか紹介する。

★ ①バックトラッキング ★
これは相手の言葉を繰り返す会話手法で、最後の2~3語を繰り返し相槌を打っただけで相手との親密度が増す、非常に効果的で簡単なツールである。私自身、昔から意識して使うことがあるが、このツールを初対面で使った相手はそうでない相手に比べてその後連絡してくることが多かった。

★ ②相手が決定する権利を奪わない ★
求められていないのに「〇〇すべき」などのアドバイスをする人は嫌われる。そういった言動は避けた方がいい。特に親や教師でもない大の大人が居酒屋や留置所で出会った若者に対し、いきなり「大人からのアドバイス」を偉そうにやってしまうとそれがどんな有益なものでも一瞬で嫌われ者だ。私はそういう人をここで数多く見てきた。

★ ③「if then プロファイル」 ★
これは「もしAのような状態になったらBの行動をとる」という原則を作っておく、というものだ。これは一貫性を生み信頼も生む。私は「なぜ捕まったのか?」というここで一番多く聞かれる質問に対して「~という事件で、~関係で、~からずっと捕まったままです」という話をするが、「いつから」の部分いがいには多少ウソを入れている。こんなところでバカ正直に素性を明かすことはない。しかしウソつきのレッテルは社会におけるそれよりも厳しい。だから毎回一貫して同じウソの話をしている。これはそれなりには効果がある。「待ち合わせ場所には5分前に行く」「ゴミは必ず拾う」など「if then プロファイル」を持っておくだけであなたの信用はグッと上がる。

★ ④手の動きで心を読む ★
これは昔から私も使っているが、手を見れば相手がウソをついているかたいていは分かる。ウソをつくとき人は体を色々なところに触れる。逆にリラックスしていると同じところを触っている。又掌が相手の歩を向いているときは心を開いているが、向いていないときは開いていない時だ。心を開いている時を見計らって交渉ごとは進めた方がいいだろう。そんな時は手を見ればいい!

★ ⑤専門用語を散りばめる ★
専門用語を使うとどうやらモテるらしい。しかし自分の詳しい分野でないとダメである。相手を煙に巻くための専門用語では逆効果だからだ。「〇〇という言葉があってね。~という意味なんだ」と後できちんと分かりやすく説明しなくてはならない。私はよく「併合罪という規定がありまして、確定裁判を経ていない2つの事件を同時に裁くとき罪は2倍にならないんですよ。簡単に言うと、あなたが今まで2つの盗みをはたらいても裁判が終わる前にどちらも話して一緒に裁いてもらえば刑は2倍にはならないんです。目安は重い方の1.5倍です。」というように刑事司法の難しい話をする。これも一定効果があって弁護士が来ない時、分からないことを私に聞いてくる人も多かった。

今挙げたのはたったの5つだが、他にも非常に効果的なメンタリズムの手法が紹介されている。「他人の心を見破りたい!」「他人に信用されたい!」という人には是非読んでほしい1冊である。

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