見出し画像

宮崎アニメのこと。

高畑勲、宮崎駿は、SF研究会ではすでに有名で、1976年のカルピス劇場(日曜夜7時30分フジテレビ)「母を訪ねて三千里」を面白かったので全部見たのですが、高畑勲、宮崎駿アニメの神髄が入っているアニメでした。私の思うその神髄とは……アニメでしかもデフォルメキャラなのに、生活感のあるしぐさ、動き。アニメなのにこの臨場感はなんだろう・・・・・このタッチでSFアニメを作ったらさぞかしすごいものができるよな、と感じていました。そこで登場したのが「未来少年コナン」(78)でした。(NHKはSF好きですね。もともとサンダーバードをやっていたのはNHKだし、少年ドラマシリーズとして「タイムトラベラー」(原題:時をかける少女 筒井康隆)をやっていたのもNHKでした)わたしは荻窪のいつも通っていた定食屋のテレビで偶然見たのですが、ギカントだったか、あの爆撃メカが登場したとき、あと、ロボットが登場したときに、それまでのマジンガーZ(72年)やグレンダイザー(75年)のような直線的でない、手描きタッチのフォルムにたまげて、また、登場人物たちのリアルな生活感にすっかり魅了されました。この感覚は、のちの「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」に受け継がれ発展します。宮崎アニメは、ナウシカ、ラピュタ、トトロ、千と千尋の神隠し が好きです。「風立ちぬ」も戦闘機のデザインが好きです。登場するゼロ戦など実在したメカなのにSFを感じてしまいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?