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上司の意識を「できない」から「伸びしろ」に変えれば部下が成長できる理由 |情熱所長シリーズVol.37

季節の変わり目、職場に変化はないでしょうか。
職場を見回してみて、どんな部下がいますか。
できる部下、できない部下、様々ですね。

でも、できる部下にも、できないことがある。
できない部下でも、できることがある。
そんなことはないでしょうか。

多くの上司は、部下が一度失敗してしまうと、あいつはできない部下と決めつけてしまいます。すると上司は部下のできないところばかりを探し出し叱責するようになります。

すると部下のモチベーションはなくなってしまいます。
最悪、会社に来なくなってしまうこともあるでしょう。

しかし、上司の仕事は部下を潰すことではありません。
チームの望む結果を出すために部下が自主的に動き出すようにするこ
とです。今回は、できない部下と決めつけてしまっている上司の意識から抜け出す方法をお伝えします。

では、はじまりです!

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期待が高すぎると誰でもできない部下になる!

情熱所長
『吉田部長、最近できない部下が多くて困ってしまいます。
期待しているんですが、期待外ればかりで、』(泣)

吉田部長
「うーん、そんなんだ。
それは、困ったね。でも、それは情熱所長の期待が高すぎることも原因ではないかな?」

『えっ、私の高すぎる期待が原因なんですか?』(汗)

「情熱所長は完璧主義者だから、部下が追いついていけないところもあると思うよ!
だから、部下が一度失敗しただけで、あいつはできない部下だと決めつけていないだろうか?」

『そう言われると、部下のできないところばかりを探している気がします』(汗)

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決めつけるとそれを証明したくなる一貫性の法則

「そうだろう。人は一度決めると、それを正当化するために、その証拠探しをするようになる。
だから、できない部下と一度決めると、できない部下だと証明するために粗探しをするようになってしまうんだ。
これは心理学で【一貫性の法則】と言うらしい」

『そっ、そうなんですかー。
私はまさしく一貫性の法則をやっていますね』(汗)

「そうなると、部下の可能性を潰してしまう可能性が高くなる。
上司の仕事はチームの望む結果を出すために部下が自主的に動き出せるようにすることだよね!」

『そうですねー。今は部下のやる気を奪っているかもしれませんね。
どうすればいいでしょうか?』

部下の出来ないところは不足ではなく伸びしろ!

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「一貫性の法則から抜け出すためには、部下のできないところを【不足】と捉えるのではなく、【伸びしろ】と捉えるように意識を変えればいいよ!

『えっ、意識を変えるんですか?』汗

「そうそう、ただ、意識を変えることは思っているより難しいから、この不足と思っている意識を簡単に変える心のスイッチを用意して欲しいんだ。
私は、この心のスイッチを【伸びしろスイッチ】と呼んでいる!」

【伸びしろスイッチ】ですか。
面白そうですね。具体的にはどう使うのですか?』

「例えば、“なんでできないんだ!”と言いたくなったら、“彼に何が起きているんだろう?”という言葉に変えて自分に問い掛けをして欲しいんだ!」

『なるほど、相手を責めるのではなく、自分に問い掛けしてみるのですね』

「そうそう、すると上司の叱り方は、“〇〇さん、時間が掛かっているようだけど、何かあったの?”という具合に前向きなアプローチをとれるようになれる!」

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部下のできない原因を掘り下げる!

『そうか、今までできないことを責めていたけれど、もしかして、できない原因が他にあるかもしれなかったのかも知れませんね』汗

「いいね!そこに気がつけるようになれば情熱所長のリーダー力もアップした証拠だね。
おまけに部下も自分に伸びしろがあるんだと感じることがでできる。

すると、今まで見過ごしていたミスの原因を自分で考え、現状の課題や解決策を考えられるようになるんだ

『そうですねー。
部下がそうなるようにするのが上司の仕事ですね!』

【伸びしろスイッチ】をポッチと押して、部下を伸ばす意識を手に入れれば、一貫性の法則から抜け出し、部下が動き出すために必要なアドバイスができるようになる。
そうなれば、ニコニコ上司になれるよ!」

『わかりました。できない部下だと思った瞬間、【伸びしろスイッチ】をポッチと押してニコニコ上司になります!』

では、今回の質問です!

「部下のできない原因は、部下だけのせいでしょうか?」

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

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