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情熱所長「本当の叱り方」Vol.11|部下への質問が楽しくなるコツ!?

~部下への繰り返しの質問が楽しくなるコツ~

前回は、部下に現場の目的目標を浸透させるために、
進捗を確認する「進んでいる?」「何か困ったことない?」
と質問をすることだよとアドバイスをもらった情熱所長でした。

では、今回のはじまりです。

吉田部長
「情熱所長、明けましておめでとう。
今年もよろしく頼むね!」

情熱所長
『吉田部長、あけましておめでとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。』

「さて、前回の繰り返しの質問をやってみて
調子はどうかな?」

『ええ、忍耐強くやっています。
それにしても、質問の繰り返しは忍耐がいりますね!』

「おお、情熱所長は忍耐で質問しているのか?」

『そうなんです。
質問しても思ったように答えが返ってこないし、
イライラしてしまうことがあるんです(汗)』

「そうだね。繰り返し質問しても思ったように答えが返ってこないかもしれないな。
むしろ、その方が多いかもしれない。」

『このままでは続けられない気がするんです。
どうすればいいでしょうか?』

「そうか、情熱所長が繰り返し質問する目的は、
チームのゴールやありたい姿を手に入れるためだったよね!」

『ええ、そうです。そのつもりでやっていますが、』

「それなら大丈夫だと思うけど、
もしかして、部下の小さな変化を見逃していないだろうか?」

『え、部下の小さな変化ですか!?』

「部下の小さな変化は部下にとっては大きな変化だったりする。
上司にとって当たり前に思えることでも、
部下には一生懸命、頑張った努力であることもある。」

『そうなんですか』

「上司はその小さな頑張りや変化に気が付いてあげることが重要なんだ。
部下がやろうと決意したことも大きな前進、
それに気がつかずに、“進んでないね!”と
言ってしまったらどうなるだろうか?」

『部下の動きが止まってしまいますね!』

「そう、だから、上司は部下のやろうとした決意や
小さな前進に気づいて欲しいだ!」

『なるほど。』

「多くの上司は、調子はどう?進んでいる?と質問して
そうか、“頑張れよ!”で終わらせてしまう。」

「でも、部下にはやろうとした決意があるかもしれない、
目標達成に向けて何か行動したかもしれない。」

『う~ん、そうか。気づいていないな(汗)』

「だから、部下が“進んでいません!”と答えても
“やろうとしたじゃないか!”
“ちょっと前進したじゃないか!”

“次は何をすればいいだろうか?”
と言って、部下を労い、
次の一歩を踏み出すための質問をするんだ!」

『そうか、自分の聞きたい質問だけで終わらせず
部下の決意や小さな前進に気づいて、
“頑張っているね”と励まし次に導くのですね!』

「そう、自分が知りたいことを知るための質問から
部下が成果を出だすための質問にするんだ!

部下は遠慮したり言葉にならなかったりするときがある。
上司は、決意と前進に気づいて、言葉にしてあげてほしいね。」

『そうですね。部下の小さな決断や前進に気づいていませんでした。』

「部下が成長するための質問をしていけば、
繰り返しが忍耐ではなく楽しくなるんじゃないかな。」

『そうですね。
質問が忍耐ではなく楽しくなりますね!』

「おまけに、繰り返すことで、
部下は上司がいつも気に掛けてくれていると安心して仕事ができるんだ。

ときには、家族のことや趣味のことなどプライベートの話を交えながら対話をすれば、
もっとお互いに楽しくなる。
さらに、お互いを知りあうことができて信頼関係も深まっていくよ。」

『いいですね。
部下の小さな頑張りに気づいて、
部下を導く質問繰り返します!』

今回の質問です。

~部下は、どんな決意と前進をしていますか?~

次回に続けます。お楽しみに!(^o^)v

拙著「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社から引用しています。  こちらも是非お読みください。

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