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四国遍路の回顧と、弘法大師

こんにちわ。いつも御覧いただきましてありがとうございます。

最近は、昔旅した四国お遍路のことをKindleで自費出版しようと思い立ち、そちらの執筆をしております。 

まあ自費と言っても、kindleの出版には金はかかりません(笑) 

表紙の作成を外注すれば幾分かのお金がかかるくらいでしょう。

3年前に祖父が残しておいた戦争回顧録をタイピングし、kindleで出版したことがありますので、kindle出版の要領はだいたいわかっております。

宣伝用としてここに貼り付けておきます。

「瘴癘の地を征く」吉田 周司著



まあいきなりこうやって本を書こうと思い立ったのも、二週間くらい前からいきなり仕事がなくなりほぼニートの状態になってしまい、ある飲み会の途中、外で一人で煙草を吸っていたときに、ふと

「ああ、今のうちに書きかけの本を書いてしまおう」

と思いたったのです。 

また、個人的にちょっぴり切ないこともあったので、何か人がやらないことでも奮発してやってやろうという気持ちもあったのでした。 

2011年、外国を1年5カ月くらい旅をしたあと、日本に帰って来て真冬の四国の歩き遍路をしました。 ほとんど野宿でした。

何故四国に行くようになったのかは、今書いている本に書いておりますが、私の母方の家系がけっこう信心深く、小さい頃から靈場参りをしていたことが、関係していると思っております。 

私の住んでいる福岡県には篠栗という地域があります。 その篠栗には「篠栗 四国八十八箇所」という靈場があり、私は母方の親戚たちと毎年二回その靈場をお参りしておりました。 

篠栗は、四国遍路と深く関係している弘法大師空海も修行をしたと言われるところがあります。 弘法大師は唐から帰朝して京に戻る前に、大宰府に長く滞在しておりました。きっとその時にこの「筑紫の国」を色々回られたのだと思います。

私があのころ四国遍路に行きたいと思ったのは、おそらくこの幼い頃からの靈場参りの記憶があったからだと思っております。 

おそらく深層意識の奥底に、お堂の不動明王観音様阿弥陀様などに線香をあげ手を合わせたこと、靈場のかたわらにあるお地蔵さんに一円玉や五円玉などのお賽銭を入れながら歩いたこと、山伏の柴燈護摩(さいとうごま)の儀式に参加し、熱い灰の上を裸足で歩いたりした記憶がこびりついていたのです。

また私の祖母や親戚は何度か四国を巡礼しております。 

なので、ずっといつかは遍路に行きたいと思っておりました。 そういう、すこし特殊な環境で育ったのです。 

最近ずっと、遍路をしていたときつけていた日記を読み返しながら、記憶をよみがえらせ執筆を続けています。

すると、その当時の記憶が生々しく甦り、たくさんの人に助けられながら歩いたのを思い出し、「俺はこんな経験をしていたのか!」と書きながら感動に震えてしまうことがあります。

そして、最初は四国お遍路弘法大師もよく知らずに歩き始めた自分が、靈場をまわり、最初は形式的にだがお経をあげたり真言を唱えたり、四国の親切な人々に接し助けられるたびに、段々と信心深くなっていく過程を見るのです。 

私は、素晴らしい旅をしていたんだなあと、そんな経験ができた自分に今更ながら驚いております。

そして、そんな素晴らしい旅をしておきながら、旅のあとはやりっ放しで、その旅がどうだったか、自分にとってどういう意味がある旅だったのかなど、自分でそのまとめができていなかったのです。 

自分で、自分が変わったあの旅のことを再度思い出し、そしてアウトプットすることに何か意義がありそうだと思い、今はそんなモチベーションで書いております。

本をまるまる一冊書くのはこれが人生で初めてになります。

この前、どうか良い本が書けますようにと、弘法大師が御本尊になっている篠栗は若杉山の「奥の院」という所にお参りに行きました。 まあ単純に暇だったのもあります(笑)

かなり山深いところで、バイクや車を停められるところからも少し山を登らなければいけないところです。

ここも幼い頃からお参りしていた靈場の一つでした。 

弘法大師がご本尊というところはとても珍しいと思います。 

般若心経を三回唱え、「南無大師遍照金剛」の御宝号を唱え、祈願しました。

かつて存在した僧侶が、そのままご本尊として祀られるなんて「この弘法大師という人は一体何者なんだ?」と改めて思いました。  

おそらく日本では、実在した僧侶で本当の神のようにあがめられ、神のように祀られるのは恐らく弘法大師役行者くらいじゃないかと思います。(厳密にいうと役行者は僧侶とはいえないでしょうが)

知れば知るほど、この弘法大師という人をもっと知りたくなります。 

とにかく今は、ある程度書き終わるまでか、金に困りそうになるまでは、執筆に専念します。

またある程度目途が立てば、このNoteにも告知することになると思います。

ここまで読んで頂きました有難うございました。




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