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謎の共和国「北朝鮮」見聞録

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2019年5月1日、つまり令和元年の元日に私は「北朝鮮」こと朝鮮民主主義人民共和国を訪れた。テレビでは知ることのない、この国を、ほんの一部ではあるが、直接垣間見たのである。このマ…
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#北朝鮮

第1話  不気味な隣国

2019年の5月1日から6日にかけて、私は日本で「北朝鮮」と称されている、朝鮮民主主義人…

軍曹
4年前
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第2話  かつての旅仲間に「北朝鮮」旅行に誘われる

2018年、秋の紅葉の深い11月下旬頃、私はかつての旅仲間から一通のメールを受け取った。 「…

軍曹
4年前
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第3話 いよいよ謎の共和国「北朝鮮」へ

私たちが「北朝鮮」に入国する日は2019年5月1日と決まった。(令和の元日である) 日本…

軍曹
4年前
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第4話 男性陣、ミニスカートのスッチーに皆大興奮する

中国のイミグレを出た私達は、高麗航空のゲートから少し離れた所でビールを飲みながら寛いでい…

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軍曹
4年前

第6話 平壌(ピョンヤン)観光②

万寿台創作社(マンスデそうさくしゃ)の後の予定は、平壌地下鉄体験だった。 地下鉄体験とは…

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軍曹
4年前

第7話 平壌(ピョンヤン)観光③

冷麺に関しては「世界最高峰」といっても過言ではない玉流館の冷麺を堪能したあとの予定は、「…

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軍曹
4年前
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第8話 韓国との軍事境界線へ向かう

令和元年5月3日、「北朝鮮」観光3日目。 昨日と同じように、早朝に目が覚めるとホテルの窓の外に、靄によってうっすらと輪郭が浮き出た朝焼けの太陽が映っていた。 私は頭がぼーっとしつつもそれがとても神秘的に見えたのでしばらくそのままその太陽を見ていた。 この日は7時半にはホテルを出発し、韓国と「北朝鮮」の境の38度線と言われる板門店(パンムンジャン)へ向かう予定だった。  私は7時前くらいにケイスケとホテルの食堂に行き、昨日いた「宮廷婦人」が出迎えてくれた。私は彼女の吐息

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第9話 かっこよかった、板門店の青年将校

(続きから) 私たちは、この人民軍将校を乗せて共同警備区域へ向かった。   共同警備区域…

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軍曹
4年前

第10話 俺たちが食っている参鶏湯はニセモノだ!!

板門店を出た私たちが向かったのは、そこから約8キロほどのとこにある高麗時代の首都、開城(ケ…

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軍曹
4年前
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第11話 切手博物館の女の子

※今回の記事は結構おちゃらけです。 私たちは南北の軍事境界先のある板門店からの長い道のり…

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軍曹
4年前

第12話 他国の指導者に頭を下げることの屈辱感

早くも「北朝鮮」ツアー4日目である。  次の日が実質的には最後なのだが、その日は朝から中…

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軍曹
4年前
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第13話 バーベキューを普通に楽しむ「北朝鮮」の人たち

各国の金日成への贈り物をこれでもかと見せつけられた後、私たちは妙高山の麓にある「普賢寺(…

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軍曹
4年前
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第14話 最終日。鴨緑江を渡り朝鮮を出る。

「北朝鮮」5日目。 ツアー最終日。 あとこの日は朝9時半ごろの列車に乗り、中国国境の新義州…

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軍曹
4年前
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あとがき。 遥かなる平壌

前回までの記事14話が、今年2019年の5月令和が始まるまさにその時に訪れた「北朝鮮」の見聞録である。 私が、彼の共和国へ赴いて見て感じたことはだいたい書いたつもりである。 私が、この文章を書こうと思った動機は、ガイドの朴さんが言った言葉だと、第一話の冒頭に書いた。 つまり、良いところも悪いところも、「北朝鮮」の実情を見て感じたことを、「北朝鮮」に行ったことが無い人に伝えることが動機だったのである。 あの国に住むほとんどの人が私たち普通の日本人と変わらないような素朴な