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3歳息子の週末過ごし方戦線、異常あり
こども園がお休みの週末となると、3歳になった息子、つむぎには定番の過ごし方があった。第一候補は網走の道立公園「コロコロ広場」。第二候補は「列車」。そして、第三候補は美幌駅の「きてらす」だ。これらの勢力は諸葛孔明の天下三分の計の如く、三国時代を築いてきた。
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しかし近年、そこに急速に力をつけている2つの新興勢力が加わる。
1つ目の勢力は、「図書館」だ。ここ最近、夜寝る前に3冊の絵本を読んでもらうのがつむぎスタイルらしい。「らしい」というのは、ぼくがこのお休みタイムに寝室に行くのは拒否されているからだ。ママとふたりでねんねするのがいいらしい。ぼくが寝室にいると。
「だでぃはお皿洗って」
と笑顔で追い出される。なので、ぼくは皿洗いに向かう。ただ、寝室から漏れ聞こえてくる絵本の時間は楽しそうだ。
つむぎは、このねんね時間を充実させるために重要なスポットが「図書館」ということに気づいたようだ。お休みで行きたいリストの上位に「図書館」が食い込んでくるようになった。
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そして、この2週間で一気に主役の座をつかもうとしているのが「プール」。美幌町の保険福祉総合センター「しゃきっとプラザ」の3階には健康遊浴室という小さなプールがある。泳がずに水中歩行などの運動をするための施設だ。「泳ぐ」というより、「浮かぶ」ためにプールに行きたいつむぎにとってはむしろ丁度いい。そのうえ、なんと未就学児無料。しかも同伴の保護者も無料。
この健康遊浴室の存在に気づいたのが1ヶ月くらい前、そして始めて連れて行ったのが2週間前。つむぎは備え付けの浮き輪を装備して、いざプールへ。最初20分くらいは足が着かない場所は怖がっていたが、次第に浮き輪でプカプカ浮かぶ楽しさを知ったようだ。この日は結局1時間半くらいプカプカを楽しむことになった。
そして翌週、「プール行きたい!」の声。連れて行き、また1時間半のプカプカ体験。近くて無料で、素晴らしいのだけれど、同伴のぼくもかなり疲れてしまうのが唯一の問題点だ。
「コロコロ広場」、「列車」、「きてらす」の三大勢力により、平安が築かれたかのように思われていた、つむぎ週末の過ごし方戦線。その治世はあまり長くは続かなかったようだ。「図書館」、「プール」の新興勢力の台頭により、情勢は大きく変化し始めた。ここから数ヶ月、戦局はどの様に変化していくのか、つむぎ週末の過ごし方戦線から目が離せない。
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