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家族はきちんと見送りたい派のつむぎ
つむぎの誕生日に合わせて美幌に来てくれていたえーちゃんが東京へ帰る。
じぃじはもうしばらく美幌で農業を手伝ってくれる予定だ。
朝の飛行機なので、つむぎと櫂を子ども園に送るその足で空港へ送っていくつもりだった。
子どもたちの準備を整え、えーちゃんの荷物を車に積んで、さぁ行くか、というとき。
「ねー、ぼくもえーちゃんを空港に送って行きたい」とつむぎ。
つむぎと櫂を連れて空港かぁ、ちょっと大変だよなぁ、という気持ちが一瞬よぎるもかき消す。
「そうねぇ、じゃあ一緒に行くか!」
「うん」
ということで、最初の目的地はこども園から空港に変更。
車で15分。
空港に到着。
つむぎと櫂と荷物を降ろし、えーちゃんと一緒に出発口へ。
出発口でしばしのお別れ記念写真。
![](https://assets.st-note.com/img/1719345716864-280QnGjOXB.jpg?width=800)
しっかり前を向いて写真に写らないつむぎは、やっぱり寂しかったのだろう。
パーカーのはだけ具合といい、立ち姿といい、ビジュアル系アーティストのジャケット写真のようだ。
それはそれとして、つむぎが家族をきちんとお見送りしたいという気持ちになってくれることはいいことだと思う。
それに、母も子どもたちが一緒に来てくれてうれしかっただろう。
母を見送ったあとは、子ども園へ。
子どもたちを園に預けて、ぼくは最後の目的地ぽっぽ屋へ。
ぽっぽ屋にハウスアスパラガスを納品してから今日の仕事に向かうのだった。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
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