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地域おこしインターン生の最終報告会で感じた地方の生き残りに必要なこと

今日はさいこうファームにも来てくれた地域おこしインターン生の最終報告会。ぼくは、午前中の作業を他のスタッフに託しKITENに向かう。

会場には少し緊張した雰囲気の3人のインターン生。KITENの一戸さんの司会進行で報告会が進む。インターン生の3人は縁もゆかりもなかった美幌町に18日間も滞在しさまざまなことをしてくれたそうだ。

3人の発表。最初はそれぞれの変化や、美幌で感じたことについてのプレゼン。

さいこうファームのことも話してくれて、トウモロコシのことも絶賛してくれた。少しはずかしい。ぼくらとしては、それほど大したことをしてあげたわけではないと思っていたけれど、3人にとってはいい経験になってくれていたようで、良かった。

3人はみんな、美幌のことが大好きになってくれたようだ。好きなポイントについてはいろいろと話してくれていたが、美幌で出会った人との縁になにか感じるところがあったようだ。

「縁」

確かにそうだなぁと思う。ぼくも美幌に来てよかったなと感じるのは、こっちに来なければ得られなかった、素敵な出会いがいくつもあったからだ。自然が豊かだったり、地元の美味しいものがいっぱいあったり、空港に近かったりという、美幌町が置かれる条件の魅力ももちろんある。それでもやっぱり、ここに来たことを強く肯定できるのは人との出会いだと思う。ぼくらはいつだって「縁」に恵まれている。

そんなぼくらは、少しずつ、美幌に訪れる人に「縁」を提供できる存在になっているようだ。農業においては本当にまだまだで美幌町に貢献できているとは思わないけれど、美幌と関わりがなかった人と美幌町との「縁」を築くことでは少しだけ貢献できているかもしれない。

特に意図もなく続けているこのnoteも一度築いた「縁」をやんわりとつなぎとめ続けることに役立つ気もする。今回美幌に来てくれた3人も、ぼくらのことを忘れないでいてくれて、いつでもまた美幌に、さいこうファームに来てくれたらうれしい。

これからの美幌町に、オホーツクに、地方に重要なのは「縁」を築ける仕掛けなのかもしれない。

※3人全員の写真を撮ったつもりで完全に1人撮り忘れていた・・・。
ごめんね、他意はないのです。
強いて言えばプレゼンの入りにインパクトがありすぎて撮るの忘れてました。

最後はそれぞれから美幌町に対して提案の発表だった。
「グランピング X 体験 X ふるさと納税」
「美幌町 X 漫画」
「スポーツ X 地方創生」
真剣に考えてくれたことが伝わってきた。どれも興味深かったのだけれど、ぼく的には美幌町 X 漫画で、漫画を書いてくれる人をオーディション(コンテストかな)で集めるというアイデアにとても惹かれた。

うまく出版社とかを巻き込むことができて、参加者にある程度の賞金を町から出すことができればかなり実現性が高い気がする。北見が舞台の青春恋愛漫画がジャンプ+でも結構人気みたいだし。地方創生 X 漫画、いいんじゃないかなぁ。営業してみたい。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
かなでちゃん:さいこうファームに住み込みスタッフとして来てくれた落ち着いた雰囲気の優しい女の子。カブで北海道を回るというワイルドな一面も。

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