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noteをはじめて、芸人さんのすごさに気づいた話

毎日noteを書いていると、ちょっとおもしろく書いてみたいなと思うようになる。ただただ普通に書くのは自分が飽きてくるのだ。とはいえ、不気味な実を食べたらゴム人間になっていたり、交通事故死したと思ったら霊界探偵として復活したり、自分が実はサイヤ人だったりするようなおもしろいネタはそうそうない。

そうなると、「ネタのおもしろさではなく、書き方をおもしろくしないとなぁ」となる。そこで、重要なのが「たとえ」だ。使い古されたものではない、オリジナルな「たとえ」ができると、「ムフフ」これはなかなかいい表現ができたと自己満足度が高い。しかし、これがなかなか難しい。

まずは一気に日記を書き上げる。そこで「ふぅ」と一息ついて、どこにオリジナルのたとえを入れてやろうか、と考えはじめる。この大きさを例えようかな、それともこの味を、いやいやこの希少性をたとえてみるか。あれこれ考えてみてもなかなか「ムフフ」なたとえにたどり着けない。

日々、こんなどうでもいい葛藤をつづけているとふと気づくことがある。

「芸人さんはすごい」

水曜日のダウンタウンで二代目関根さんを決める企画をやっていた。もう終わって8年が経つ国民的お昼番組「笑っていいとも」にはいろんな素人さんが出てくる企画があった。そこで素人さんに絶妙なコピーをつけ続けていたのが関根さんだ。「恋する女は素敵さー、てゅ、てゅ、てゅー」のあとにサッと開いたカーテンの裏から出てくる素人さん、その人に1秒足らずで的確なコピーをつけている。このコピー、要はその人の「たとえ」だ。この企画では、この関根さんを継げる人物を探している。

二代目関根候補として出場した芸人は、オードリー・春日、笑い飯・西田、狩野英孝、レイザーラモンRG、ずん・飯尾だ。それぞれがカーテンの裏から出てくる素人さんに瞬時に絶妙なコピーをつける。「すごい」。ぼくが一番笑ったのは、メガネをかけた賢そうな少年につけた「マサチューセッツ工科大学」。いわれてみるとたしかにマサチューセッツ工科大学にみえてくる。スベリ芸だと思っていた狩野英孝だって、ものすごい反射神経だ。ぼくがMacの前に座って珈琲をすすり、ウンウン唸った後にひねり出しても大したたとえがでないのに。あんな緊張する場で反射的に生み出すとは。

あぁ、芸人さんってつねにおもしろい表現を生み出す訓練をしているんだなぁ。芸人が書いた小説やコラムが人気になるのも当然だな、うんうん。

noteを日々書くようになってはじめて気づいたことでした。あぁ、今日もいいたとえが思いつかなかったなぁ。

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