美幌男の朝活は、ブロッコリー防除
朝5時、幸枝さんとつむぎが寝ているところをそっと起き出し外に出る。
晴れている、風もない、防除日よりだ。
これまでさいこうファームの畑では黒すす病がかなり発生してきた。それでも、ステージ5、6あたりからはまた半分より少し多いくらいは収穫ができ始めている。
しかし、まだ全然安心できない。この暑さと湿気で新たな病気の影が見えてきたのだ。
それは、軟腐病や花蕾腐敗病などといった、ブロッコリーを腐らせていく病気だ。カビ系の病気である黒すす病とはことなり、こちらは細菌系の病気らしい。なので、どちらにも効く都合のいい薬はない。
ただ、腐敗病系にはカルシウムの葉面散布が効くらしい。実は、先日のぼくのnoteの投稿を見て、気にかけてくれた先輩が教えてくれていたのだ。
確かに道総研の長めのレポートにもカルシウム濃度と花蕾腐敗病の関係が記述されている。
中村隆一:カルシウム栄養状態の改善による作物生育とその品質の向上策
「よし、カルシウムをかけよう」ということで、今日の朝活だ。先輩が教えてくれたカルシウム資材「カルハード」はすでにゲット済み。
フィアットのトラクターに背負わせたスプレーヤーにカルハード溶液をつくり、畑に向かう。涼しい早朝のトラクタードライブはなかなか気持ちがいい。
畑についたらブロッコリーのステージ5から8までの4ステージ分にカルハード溶液をブシャーっとかけて回る。
一仕事終えて、家に戻る。朝活はまだ終わらない。
お次は、ブロッコリー畑に土壌処理剤を試してみる。使うのはアグロマックス水和剤。ブロッコリーを定植直後の畑に散布することで、これから発芽してくる雑草の生育を阻害する膜を作ってくれる薬剤だ。
ブロッコリーの病気が多発する原因の一つに、おそらくモサモサ生えて、ブロッコリーの株元にアマゾンの密林をつくる雑草があると考えている。頑張ってカルチと除草ホーで草取りしているが、現状全然間に合っていない。なので、土壌処理剤のアグロマックスを使ってみることにした。
こちらもスプレーヤーに溶液を作って、畑にプシャーっと。
さぁ、今日の朝活は今後のブロッコリー収穫に効果出てくれるかなぁ。
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