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雨降って、知固まり、スイカ割れて、知重なる

雨降って、地固まるし、スイカも割れる。

8月10日に降った大雨。乾いた大地にこれでもかと降り注いだ雨の後、畑は足がはまって動けなくなるくらい柔らかくなり、それは乾くとともにガッチリと固まっていく。まさに雨降って地固まるだ。

地の方は、仕方ないとして、残念なのが我が家のスイカたち。

乾いた大地でも健気に水を集めて大きくなっていたスイカたちは、この大雨で一気に大量の水を吸い込み、割れる、割れる。

パッカーンだ。

これを防ぐには乾いている時も適度に水を上げておくしかないようだ。

割れたスイカを並べて、切り始める幸枝さん。

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「せっかくだから、着果日ごとに味見してみよ!」

やはり、僕の奥さんはたくましい。

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ズラリ並んだスイカたち。左から若い順、着果棒の記録が8月8日、7月28日、7月25日、7月21日。ちなみに着果棒は、3日ごとに畑を回って、スイカの実が4センチ以上になっている日を記録している。

まずは8月8日から。中身は完全にみどり。みるからにこれは食べられなさそう。それでも、ものは試しと一口。

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「うん、きゅうり」

ウリ科の特徴を如何なく発揮してくれている味だ。当然、これは売れないだろう。もしかしたら、あえてこう言うのを欲しがる人も?いや、ないな。

お次は7月28日。すでに、いい感じで色づいている。一口ぱくり。

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「お、これはすでにスイカだ!ちょっと酸味があるけど、これはこれでいい」

続いて7月25日。

「おぉ、これは完全にスイカ。甘くて美味しい!」

さらに、7月21日。これは、この時点ですでに9センチになっていたやつだ。おそらく実際に着果してからは一月くらい経っているだろう。

中を見ると、すごく赤い。ダントツに赤い、もはやちょっと過熟気味なのかな?と思いながら一口。

「うん、うまい。ただ、7月25日のやつから味自体はそんなに変わってないかな?」

ということで、割れたスイカを使った、大試食大会の結果。我が家のスイカは着果から三週間とちょっと経っていれば十分に美味しいことを確認できた。

雨降って、地固まり、スイカ割れて、知重なる、な一日でした。

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