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収穫、選別、出荷した玉ねぎに再開した・・・かもしれない

すき家の牛丼を食べた。探し求めていた牛丼だ。

今年の研修で手伝いに行かせてもらった農家さんでは玉ねぎを作っている。その玉ねぎは農協に行くのではなく、直接契約先の企業に送られる。その契約先がゼンショーらしい。

ゼンショーと言えば、数々の外食ブランドを持つ大企業だ。その中でも代表的なのがすき家。そう、僕が延々と選別した玉ねぎもすき家の牛丼に入っているかもしれないのだ。

その事実を知ってからずっと追い求めていた牛丼が、僕の目の前に。なんだか、見るからに美味しそうだ。東京で働いていた頃に見た牛丼とは、まるで別物のように見える。肉も美味しそうだけど、何より玉ねぎが美味しそうな気がする。

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まずは、玉ねぎから一口。うん、うまい。丁度いい厚さで食感がいい、それに玉ねぎの甘味もよく出ている。ついでに肉も、うまい。牛丼チェーンで手早く提供される牛丼とは思えないくらいの美味しさだ。

今日食べた玉ねぎが僕の関わった玉ねぎである可能性はとても低いだろう。それこそ、砂場の中から一粒の砂を見つけ出すようなものだと思う。でもきっと、僕の玉ねぎは、誰かが、今日の僕と同じ様に食べてくれているはずだ。そう思うとなんだかとても感慨深い。ワンコインで食べられる牛丼。その裏には、それを創り出すために多くの人が汗を流しているんだなぁ。

はぁ、牛丼美味しかった。

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