見出し画像

二歳児を連れて東京の常宿探し

 東京生活二日目。八戸では街の「こどもはっち」に通い、僕と幸枝さんの片方がつむと遊び、片方が仕事をするというのが基本の過ごし方だった。こどもはっちが入っているはっちには机、椅子、Wi-Fiが完備され、仕事をしたい親にもすごく快適だったのだ。まだ二人が抱えている仕事はけっこうある。東京での過ごし方を確立せねばならない。

 あいにく東京の実家の周辺にはこどもはっちのような施設はない。また、もしそんな素敵な環境があったとしても、大都市東京では常に定員オーバーだろう。ということで、とりあえず家の近くの公園を3人で回ってみることにした。

 まずは家の目の前の公園、ここには小さいすべり台、ブランコ、鉄棒がある。つむぎ先生はすべり台の使い心地をチェックする。「悪くはない、悪くはないが、よくもない」そんな感じ。次の公園に移動する。

 この公園はさっきの小さいすべり台より少し大きいすべり台、鉄棒、砂場がある。またもやつむぎ先生はすべり台の使い心地のチェック。ここのすべり台は途中が波型で「ダン、ダン」とすべる。これがなかなかの高評価「うん、ここは抑えておこうか」といった様子だ。さらに次の公園に移動する。

 ここはそこそこの広さがある公園、25m×25mくらいだろうか。先程の2つの公園を合わせたくらいのサイズだ。そして、真ん中にはコンクリで作られた小山のような遊具があり、そこには幅広のすべり台が設置されている。やはり、ここでもつむぎ先生がすべり心地をチェック。シューっとかなりのスピードが出ている。「うん、いいね。ここは主軸に据えていこう」という喜び方だ。何度も何度もすべり続ける。

 どうやら、最後の公園が一番気に入ったようだ。ただ、一つ問題も。この公園はもう少し年上の子にも丁度いいサイズなのか、小学校中学年くらいまでの子どもたちがわんさか。その子たちは縦横無尽に走り回っている。その中で2歳半のつむぎが遊ぶ光景は、プライベート・ライアンの冒頭シーンを観ているかのようにハラハラ・ドキドキだ。当の本人は楽しそうにしているが、親としてはできれば混雑時に連れて行きたくない。

 ということで、今のところは二ヶ所目の公園か、ラッシュ時を外した三ヶ所目の公園を常宿にしようかなと思うのでした。

 ちょっと話はズレるが、僕も幸枝さんも二ヶ所目の公園にあった鉄棒で、下手したら20年近くぶりの逆上がりに成功している。その意味でもすこぶる気持ちのいい公園と言えるだろう。そんな、町中散策の一日でした。

この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,334件

サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!