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マルチは鬼門

今日はレタスの定植を進める。まずはマルチ張り。

実はすでに一度挑戦済み。そのときは、マルチャーに400m巻のマルチをセットすると固定パーツが引っ掛かり、それが原因でマルチがうまく張れず、断念せざるを終えなかった。

マルチャーとトラクターを車庫に運び、ディスクグラインダーでパーツを削ることで、その問題はクリア。目的のために鉄をも簡単に削ってしまう自分に、成長を感じる。

さて、気を取り直してマルチ張り。今度は引っ掛かりもなく無事にピンと張ることができた。ただやっぱりマルチ幅が畝幅に対して短すぎるのか、ところどころに土のかかりが甘いところがある。

マルチはなんとか張れたものの土の掛かりが甘く不安が残るでき

若干の問題を抱えたままだが、レタスの定植に取り掛かる。レタスの苗が「早く植えてくれ!」と叫んでいるのだ。

野菜移植機を運び込み、畝にセット。定植をスタートする。

最初は順調に進んだ。しかし異変はすぐに現れた。レタスのマルチを張った場所は進行方向に対して横向きに傾斜がある畑。野菜移植機が進むに連れて、傾斜の山側のタイヤがマルチを踏んでいく。すると、土のかかりが甘いマルチは引っ張られて剥がれていく。剥がれていく・・・。

そうなると、そこに残されたのは絶望のみ。マルチがずれ、剥がれてしまったところ無情に苗を植えていく野菜移植機。一度こうなると直すのも難しい。

左のタイヤがマルチをぐぐっと引っ張ってしまう。
2条の苗の寄り方がお分かりだろうか・・・

「あぁ、マルチがあるだけでこんなに難易度が上がるとは・・・」

結局野菜移植機に乗車して植えるのは諦め。苗をできるだけセットした後は移植機のハンドルを握って少しずつ進行方向を調整しながら植えることにした。今回は苗の数が少なかったのでなんとかなったが、大量だったら・・・。あぁ、まいったな。

使用していたマルチ幅は110cm。先輩が使っていたという理由だけでこの長さにしたが、よくある135cmにしてみればよかった。さつまいも用に購入したのは135cmだったからそれで試してみよう。

「はぁ、疲れた」

疲れた体で軽トラを運転し帰路につく。そんな中、目に飛び込んできたのは、パタパタとたなびくマルチ・・・。先日張ったスイートコーンのマルチが剥がれ、不吉な黒い旗のように空を舞っていた。

「あぁ、これは明日にしよう・・・」

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