そして、我が家に帰る
約1ヶ月間、孫の顔を見せつつ、双方の実家に甘えまくる年末年始の恒例行事を終え、飛行機で北海道に戻る。
幸枝さんと、飛行機に乗ることにワクワクしているつむぎと一緒に飛行機に乗り込む。離陸してしばらくすると、どんどんつむぎの機嫌が悪くなってくる。どうやら、今までは疑問に思っていなかったのに、今回は自分の席が無いことがどうにも嫌だったらしい。
かなり怒って、わんわん泣いて、しばらくすると泣きつかれて寝てしまう。抱っこしていた幸枝さんも一緒に目を閉じている。
僕は、ふと窓の外を見る。そこには真っ白で広大な大地。北海道だ。つい3年前までは僕にとっては縁もゆかりもなかった場所。ただ、年を重ねるたびに、この白い大地を見ると不思議な落ち着きを覚える。
あぁ、帰ってきたな。
程なくして、飛行機は女満別空港に着陸。つむぎを目を覚ます。
「もう、ついた?」
あれだけ騒いで眠りについたのが嘘のようにスッキリしている様子。
「うん、帰ってきたよ」
僕らは、北海道にまた帰ってきました。
サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!