間隙を縫うように
朝起きると外は真っ白だった。いよいよ冬の到来か。
朝ごはんを済ませ、最近恒例の男子3人早着替え競争を終え、つむぎのバスの時間。
雪景色につむぎはうれしそうだ。
つむぎを送り出したら、仕事の時間が始まる。ありがたいことに、冬に入りいくつか新しい仕事ももらっているので、「農業が落ち着いたら暇だなぁ・・・」なんて思う暇がない。
次男の櫂は月、水、金の午前中だけ町の子育て支援センターに預けている。なので、月、水、金の9時から13時までがぼくらにとってゴールデンタイムだ。貴重な時間に猛然と仕事を進めていく。
それ以外の時間は、つむぎは幼稚園に行ってくれているが、櫂はわが家で元気に動き回っている。
分担が必要だ。幸枝さんと僕の今の締切の迫り具合を鑑みながら、なるべく不公平のないように時間を分け合う。
一方が櫂をケアして、もう一方が仕事を進めるのだ。
そんなとき、町にKITENや森のくまさんがあるのはとても助かる。「おじいさんはリビングで子育てに、おばあさんはKITENへデスクワークに」。
子育てターンにいるとき、うまい具合に櫂がお昼寝に入ったら、臨時のゴールデンタイム到来。物音をたてず、つむぎの大好きな忍者になった気分で、ススススとパソコンに向かう。
そして、夕方にはつむぎをお迎えに、ここからは夫婦共同作業の怒涛の子育てタイム。つむぎ様、櫂様と遊びながら、あっという間に子どもたちが就寝する9時に。
そして、もう仕事をやる気力も残されていない僕は、だらだらとYou Tubeを見ながら、食器洗い機に食器をセット、鍋やフライパンを手洗いし、さらにへとへとになった状態で、このnoteを書くのだった。
そんなこんなで、最近のぼくらは間隙を縫うように、かわいい子どもたちのスキをついて仕事を進める日々だ。
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