北海道に移住&新規就農して5年経って気付いた、地域選びのポイント
ぼくらは移住して今年で5年目、新規就農して2年が経った。
就農して2年間の農業は、正直思い通りにはいっていない。
でも、本当に地域の人々には暖かく迎えてもらえていて、とにかく人に恵まれ、楽しく暮らしている。
なので移住してよかったなと日々感じている。
もちろん農業は、そろそろうまくいくように頑張らないとと思っている。
でも、もし万が一、農業がうまくいかなくても、ライターの仕事を頑張ってここで暮らしていきたいなとまで感じているのだ。
地域の方々が素敵な人ばかりだというのが大きな理由だ。
ただ、今日もう1つ、もしかしたらポイントだったのかも?ということに気付いた。
それは、「世代」だ。
今日は自治会の新年会。遅めの新年会になったのは、ぼくらが美幌に戻ってくるのを待ってくれていたからだ。
ありがたい。
ぼくらが所属している自治会は、農家中心の8軒程度の小さな自治会だ。
年に数回あるこの自治会の集まりが、とても楽しい!
なんせにぎやかなのだ。
自治会の主役となっているのは、うちのつむぎや櫂も含めた子どもたち。
この自治会には本当に少子化?と思ってしまうくらい1歳から5歳くらいまでの子どもがたくさんいる。
子どもたちが、キャッキャ遊んでいる姿を眺めながら、大人たちもあれこれ語り合う集まりは、とても幸せな時間だ。
ほんの数年前までは、この子たちがだれもいなかった。子どもたちの存在は自治会の雰囲気を激変させたのじゃないかな。
子どもたちを眺めていると、気付くことがあった。
それは、世代がそろっていることだ。
同世代で子どもたちがそろっているから、ぼくら親世代が直面しているあれこれもそろっている。
さらにその上の世代もそろっているから、孫世代への子どもたちの眼差しもとても暖かい。
これがぼくらが移住したあとに馴染みやすかった理由の1つだったのかもしれない。
北海道は、歴史的にみると移住者の集まりだ。
そのため、同じ地域の農家はだいたい同じ時代に移住してきており、◯代目というのもほとんどそろっている。
だから、世代がそろいやすいのだろう。
ということで、北海道で新規就農を考えている人は、場所選びにその地域の世代という視点を持ってみてもいいんじゃないかな?と思うのでした。
ぼくらが世代的にマッチしたのは偶然の幸運だったけどね。
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