除草剤と堆肥とキツネと虹

今季初めてスプレーヤーを背負ったトラクターで畑に入る。
センコル水和剤溶液1000Lを路地のアスパラ畑にまいた。
センコル水和剤は除草剤の一つで、メトリブジンという物質を有効成分として持つ。

葉緑体膜の電子伝達系を阻害し、光合成阻害を引き起こすものだ。
アスパラなどの対象作物には薬害がほとんど無いらしい。
今日はクボタのキャビン付きトラクターでの作業だったので、とても快適。
ギアをHighの1にいれて、800回転くらいでのんびり走った。

除草剤散布後は、堆肥の切り返しの続きを行う。
あんなに無造作に草や作物の残渣を積んでいただけなのにいつの間にやら真っ黒な土まで分解されていくのが本当に不思議な感じだ。
まだ、草が残っているところと草がまっ黒に腐っているところと、すでに土のようになっているところの境目はあまりはっきりしていない。
いつの間にやらただの土になっている感じがする。

今日もキツネが僕の作業を見に来ていた。
もうすでに顔なじみだ。

3時過ぎに降り出した雨は、きれいな虹を掛けていた。