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4歳とトランプ
つむぎがもらったものの中に可愛いトランプが入っていた。
なので、つむぎとトランプをしてみることに。
つむぎももう4歳、きっとある程度ルールを理解してトランプを楽しめるはずだ。
「つむ、いい?同じ数字のカードが出たら捨てていくんだよ」
「うんうん」
「それで、ダディとつむで交互に相手のカードを引いて、最初にカードがなくなった人が勝ちね」
「わかった」
「で、カードの中に1枚だけババが入っていてそれを最後に持っている人が負けだからね。ババは、このJOKERってやつだから」
「OK」
ということで、ぼくとつむぎでババ抜きをやってみる。櫂を抱っこしている幸枝さんがつむぎのサポートだ。
二人だけでやっているので、みるみる減っていくトランプ。
お互い数枚になってきたところで駆け引きが始まる。ババを持っているのはぼくだ。ババを取りやすいように一枚だけ少し飛び出させて持っている。
「どうぞ、好きなの取って」
「いいよー」
飛び出たカードを引くつむぎ。
「うわー!」
「ふふふ、こうやって駆け引きするんだよ」
明らかに一枚だけ飛び出させてカードを持つ、つむぎ。
「ほら、いいよ~、取って!」
「うーん、じゃあこれにするわ」
飛び出ていないカードを選ぶぼく。引っ張る、が抜けない。つむぎは飛び出させたカード以外、物理的に引かせない作戦だ。
「えー、取れないじゃん。分かった、これにするよ」
飛び出たカードを引く。案の定、ババがぼくの手元に。そして、ゲーム修了。もちろん勝ったのは強引な作戦に出たつむぎだ。
「やったー、うち強すぎ!」
「えー、つむずるいんだもん」
「ずるくないよー!」
その後、幸枝さんも交えて3人でババ抜き。意外と盛り上がる。つむぎはトランプゲームの面白さに気づいたようだ。
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(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
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