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とうもろこし畑の魔界開拓

いつの間にやら、とうもろこし畑の広い畝間に魔界が広がっていた。7月頭にカルチをかけてなんとか退治できたと思っていたが、それはただの時間稼ぎに過ぎなかったようだ。

40手前の中年勇者は、聖剣刈払機を片手に、魔界の入り口に立つ。

エンジンをかけて、いざ出陣。

刈払機で雑草を刈り倒していくのは達成感があります

とうもろこしはこの一ヶ月で大きく育った。そして、その畝間の雑草も大きく育っている。

一歩一歩、刈払機を振り回しながら進んでいく。たまに、雑草だけでなくとうもろこしまで借り倒してしまうことがある。

「すまない、君の犠牲はむだにしない」

倒れたとうもろこしに気をとられることなく、前へ、前へ。

勇者の両耳のブルートゥースイヤホンからは「ゆる言語学ラジオ」のポッドキャストが流れている。テーマは「ベスト方言グランプリ」。

ぼくの中で方言エピソードといえば、「ガンピ」と「鳥の子用紙」だ。前職でチームを組んだ富山県民と愛媛県民がそれぞれ使っていたこの言葉。あれは、本当に伝わると思って話していたのだろうか?

ぼんやりと昔のことを思い出しながら、前へ、前へ。

今日は全体の4分の3を切り拓くことができた。
とうもろこし畑の魔界開拓はまだ続く。

魔界産とうもろこし、なんだか美味しそうになってきてます!
そろそろ収穫かなぁ

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