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「海苔の香り」は何種類もある!

海苔問屋なので、商品になるまでの色々な段階の海苔が身近にあります。

・買い付けてきたそのままの状態の海苔

それを等級、産地、生産者、収穫日で仕分けした後...

・乾燥させた海苔→乾海苔

・それを焼いた海苔→焼海苔

これらの海苔は、それぞれ異なる香りを持つ事をご存じでしょうか?
海苔屋になるまで私も知りませんでした。

そんな、各段階の海苔の香りについて気付いたことを書いていきます。

買い付けてきたそのままの状態の海苔

この状態の海苔は乾燥しきってない状態の海苔です。
産地の漁協での海苔の買い付け(入札)で流通している状態です。
水分が抜けきっていないので、このままではそんなに長く日持ちはしません。
この状態で仕分け作業をするのですが、この時の香りは、
「ほのかに甘く香る」事が多いです。もちろん最高級のものになればこの時点ですでにたっぷりと香りが立っています。

乾燥させた海苔→乾海苔

乾し海苔は、買い付けて仕分けが終わった海苔を「ほいろ」と呼ばれる海苔専用乾燥機に入れて水分をしっかり抜いたものです。
ほいろから出した時の香りは先ほどよりも豊かな香りになりますが、香ばしさはありません。「しっとりとして、優しく包み込むような香り」です。
個人的にはこの時点の香りがとても好きです。

ほいろ2

写真左の段ボールの中には仕分け作業が終わった海苔が入ってます。
写真中央の業務用冷蔵庫みたいなのが「ほいろ」です。
写真右の木製の大きなかごに海苔を移し替えて、かごごと「ほいろ」に入れて乾燥させます。

それを焼いた海苔→焼海苔

そして、焼海苔です。
焼海苔はもちろん「香ばしさ」がプラスされ、香りが届く範囲が今までの段階の海苔とは比べ物になりません。
季節になれば、大森を歩けばそこら中から焼海苔の香りが漂うほどです。
焼海苔の香りは、乾海苔の段階で感じた「包み込む」感覚は減り「ストレートに主張する香り」に変わります。

極吟味寿司海苔2のコピー

香りが最高のタイミング

これはやはり、焼き上がり直後だと思います。
焼きたての香りと、一般的な流通経路で購入した海苔を開封した時の香りはやはり違います。

「焼き上がり直後の香り」は自社で焼いてる海苔問屋しか知らない。。。
でもいい香りだし皆様に知ってほしい!
本当の海苔の香りを皆様にも体感して頂いて、美味しく召し上がってほしい。。。

と、考えて商品を開発しました!

焼き上がり逸品

焼き上がり逸品リサイズ

焼き上げてすぐ袋に詰めて、その日に購入してくださった方へ出荷すればすごくいい香りで海苔をお届けできる!という事で、密にもなれませんので工場直売ではなくWeb限定での販売です。
事前注文を募り、その方の為に焼き上げます。

焼き上がり逸品インスタ

全型10枚×3袋
1,296円(税込)
限定100組です。

ご予約受付期間~7/27(月)
焼き上げ日7/29ですので、7/29日以降の発送になります。

御注文はこちらから!
http://yoshidanori.cart.fc2.com/ca13/94/p-r-s/

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