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『ぼくのPlayStationClassic』part.2 「ザ・コンビニ あの町を独占せよ」~ぼくの町にコンビニができたとき~

本稿は、思い出の20本のプレイステーションソフトについて紹介・思い出語りをするコンテンツです。

※他のタイトルはぜひこちらの【予告編】を御覧くださいませ。

第二本目は「ザ・コンビニ あの町を独占せよ」(ヒューマン)

※画像はプレイステーションストアより。
 

再びシミュレーション、かつちょっと地味。
しかし、これを取り上げるだけの理由が私にはあるのです。

目次

・どんなゲーム?
 ー概要
・思い出語りパート

・どんなゲーム?
 ー概要

「ザ・コンビニ」は1997年3月28日、今は亡きヒューマン(代表作はクロックタワーなど)より発売されました。名の通り、コンビニエンスストアの経営シミュレーションゲームです。
主人公はコンビニエンスストアのチェーンオーナーとなり、初級・中級・上級それぞれの目的に合わせて経営を広げて行くものです。

コンビニの経営なので、以下のようなものを決め、売上を伸ばしていきます。

・立地
・取扱免許(酒・タバコ・薬品)
・店内内装・商品の取り揃え
・従業員

※他の方の動画ですが説明があるのでわかりやすい。
  下の饅頭がわからない人も気にせず見てください。

大体プレステの経営シミュレーションの名作話になると出てくるのは「バーガーバーガー」(ギャップス)ではないでしょうか。

※こっち

こっちには「オリジナルハンバーガー作り」という超楽しい作業があるのですが、ザ・コンビニはその辺の超楽しい作業は特段あるわけではありません。

地味に値段設定考え、アンケートを取り、広告をし、立地に合わせた商品を取り揃え、レジが混まないように高性能な店員を雇い、季節によって商品を入れ替える……そんな割と地味な作業をしていくゲームです。

・思い出語りパート

ではなぜこのゲームを取り上げたのか?
それはなぜこのゲームを買ったのか?と同じ意義となります。

ところで、私は青森の片田舎出身です。都会にお住まいの方々との意識に若干ズレがある可能性があるのですが、私が子供のころ、住んでいた町ではコンビニはそんなにありふれたものではありませんでした。(1990年中盤位を想定してください)

スーパーではない小規模の店舗はありましたが、

・手作りの赤飯おにぎり
・手作りのよもぎ団子

などが店頭に並ぶ、どっちかといえば商店
(美味しいんですけどね)

そんな中、「町に初めて全国チェーンのコンビニができる!」となりました。ミニストップです。

開店の日、ワクワクしてその店に行くと、外にまで並ぶような行列ができていました。

※コンビニに行列

しかしめげずに順番を待ち、当時CMでやっていた「ハロハロ」を食べ、「ついに町にテレビで見るようなコンビニができたなあ」という思いを子供心に得たことを覚えています。

※当時求めたもの
(wikipediaより)

そしてこれは余談ですが、セブンの一号店が2015年(!)にできたときも行列ができています。

※青森県民はいつになっても中央のものが大好き

その後、いくつかコンビニも並ぶようになってきました。

そして1997年1月、プレイステーションの歴史上外すことの出来ない大型ソフト「ファイナルファンタジーVII」が発売されることになるのですが、そのとき「どこよりも早くFF7を購入できるところはどこか?」といえば、そうコンビニだったのです。

※1996年のリリース
20年の時を超えて蘇る「デジキューブ」という言葉

そしてFF7の発売日(1997年1月31日です)、青森の1月なのでクッソ寒いですが、早起きをして発売時間である7時に合わせてコンビニ(今度はサークルK。町には一軒しかありませんでした)に行き、同じ目的と思われる見知らぬ子供たちや大きいお兄さんと一緒にレジに並び、クラスの誰よりも早くFF7を手に入れました

そして学校に行く前にプレイステーションの電源をつけ、プレイし始めることが出来たのです。OPムービーが流れたときには感動しました
(このあとの話はFF7の項にて)

これらのような体験を経て、当時小学5年生の私にとってコンビニは特別な場所だったのだと思います。そしてその思いが私を「ザ・コンビニ」に引き寄せたのだと思います。

要するに、

・田舎にいたのでコンビニへの特別な思い入れがなぜかあった
・FF7を買ったあとだったのでなんか嬉しかった

という理由です。こうまとめるととんでもなくしょうもないな。

なので、取り上げておいてなんなんですが、多分初級もクリアしてないと思います。ニワカです。

※これは日本画の画材および工芸品などの接着剤として利用する
精製度の低いタンパク質、膠(ニカワ)です

なのでゲームの中身については特段語ることはありません。
胸を張ってそう言えますので、ゲームの詳しい話をされたい方はあまり私に訊かないよう、伏してお願い申し上げます。

このコンテンツが電子の海で価値を本当に生んだのか、甚だ自信はありませんが、せっかく書いたので公開ボタンを押すことにしました。

お付き合いありがとうございました。次回FF7の回でまたお会いしましょう。

(了)

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