シェア
吉田正和/陶芸家 芦屋 𝐲𝐨𝐬𝐡𝐢𝐝𝐚 𝐩𝐨𝐭𝐭𝐞𝐫𝐲
2020年5月7日 21:52
陶芸家として独立して自分の作品を作るにあたり、考えること。さぁ、何を作ろうか。そこで見え隠れするのはやはり育ってきた環境でしょう。 それは京都のやきものに触れてきた自分の人生でもあるし、それまで勤めていた窯元での作品に対する経験の蓄積だったりもする。好きに作ったら良いとは言え、自由すぎることがかえって不自由に感じるわけです。これまで勤めていた窯元の特徴として・〇〇焼と称する、ただ一
2020年5月6日 09:08
陶芸をやったことがある人なら誰しもが思う、同じものを2つ作ることの難しさ。土の量を揃え、同じ手の動かし方でやれば出来そうなものなのに。まぁできません。トンボという竹を十字に組んだ道具で深さと口径を測り、サイズは揃います。が、腰の張り具合はまた別の話。結構から言うと、できないんでしょう。それが手仕事である限り。機械ロクロという、凹型のロクロ(実際はそこに石膏型などをセット)に土を押
2020年5月5日 18:23
やきものづくりにおいて、目指すとこってなんだろうと、ふと。ひと目見て、美しいと感じる物を作りたい。その想いに変わりはないけれど、難しいこともわかっている。ナチュラルに美しく、が基本だろうか。作為的に自分の思いを盛り込んでいけば、それは芸術美なのか。自然美自然の所与に認められる美。 美的なるものは「自然美」と「芸術美」に大別される。 通俗の用語法では非人間的対象の美,たとえば風景美など