私のnoteが読まれない
私のnoteが読まれない。
いきなり「夫のちんぽが入らない」みたいなことを言ったけど、何があったかというと、ここ最近noteの月間PVが著しく下がった。
9月半ばからグングン下がり、今は8万3000~6000くらい。
下がりはじめるまで、月間PVは10万を超えていた。8月は10万2000前後で安定していて、いちばん多いときは11万台までいった。
つまり、8月と今とではPVが2万近くも下がっているのだ。
私はこれを由々しき事態だと思っている。
◇
そう言うと、
「それだけPV取れてるんだからいいじゃないですか」
などと言われる。
たしかに月間PVが8万以上というのは、無名の駆け出しのライターにしてはそこそこ良い数字かもしれない。
けれど、問題はPV数が「多い/少ない」ではない。
「増えた/減った」だ。
私は「のべ2万人が読まなくなっている」という事実を問題視している。
その理由を知りたいし、改善できることがあれば改善したいのだ。
◇
そもそも私の場合、noteはほとんどが無料公開。たまにサポートをいただくくらいだ。つまり、PVが減ったとしても利益が減るわけではない。
じゃあなんでPV減少を気にするかというと、その理由が記事のクオリティの低下にあるかもしれないから。
たとえば私がラーメン屋さんだったとして、お客様が先月よりも減ったら、その理由を考えるのは当たり前だと思う。
それがあきらかに「近所にライバル店ができた」「マスコミに取り上げられなくなった」という外的要因であれば、気にしないという選択もおおいにアリだ。
「うちはうちの味に自信がある。いいものを提供しつづければお客様は必ず戻ってくる」と胸を張っていられるだろう。
だけど、もしかしたら「味が落ちた」「サービスや掃除が行き届いてない」といったクオリティの低下が要因かもしれない。
それなのに「原因はクオリティの低下かも?」と自分を疑うことをせずに現状を続ければ、お客様はどんどん離れていくと思う。
私のnoteもそれと同じことだ。
仮にPVが下がった理由が「note公式にピックアップされる回数が減った」「毎日更新ユーザーが増えて読者がそっちに流れた」という外的要因であれば、別に気にしない。
そうじゃなくて、単純に「つまらなくなったから」という理由であれば、これは由々しき事態だ。
そこで「数字はただの数字だから気にしないもんね~」とは言いたくない。
面白いものを書きたいし、「面白くなくてもいいや」なんて絶対に思わない。そこだけは貪欲でいたい。
◇
先日、この記事を読んだ。
小手先の面白さを作り出すんじゃなくて、そこに「あった」面白さを真摯にすくい上げることが本質なんじゃないか、という話だ。
いまのままでも決して間違いではない。むしろコンパクトに、うまいことまとめているとも言える。だけどもうちょっと、おもしろくなるんじゃないか。おもしろくできるんじゃないか。そうする必要が、あるんじゃないか。
プロが自分の作るものに対して貪欲なのは当たり前だろうけど、こんなふうに率直な言葉で表現されるとドキリとする。
さて、古賀さんのこの記事は、cakesの担当氏もシェアしていた。
担当氏はPV数のことはあまり言わない。
けれど、
「このエピソードをもっと膨らませたほうが面白いのでは?」
「似た事例を紹介すれば今回のテーマがもっと伝わりやすくなるのでは?」
といったことは、ものすごく言ってくれる。つまり、クオリティにはこだわってくれるのだ。
ちなみに、この前ははじめて全ボツをくらった。
もちろん、これは恨み節ではない。面白くないものが読者の目に触れなくて良かったと思う。
だけど、noteは編集者さんがつかないので、自分でチェックするしかない。面白くない(と読者が思うであろう)ものも、自分しだいで世に出てしまう。
それってすごく怖いことだよなぁ。
◇
ちなみに、お金をもらってメディアで書くときは「数字を伸ばすこと」も意識している。記事は私だけのものじゃなくて、編集者さんをはじめとする多くの人が関わっているからだ。
一方、noteは私にとって仕事じゃなく趣味なので、数字を伸ばすことはあまり意識していない。
だけど、「数字が減ったこと」は気にかける。
趣味でも、面白さにはこだわっていたいのだ。
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