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お母さんみたいなお母さんになりたいと思っていた。

2020年6月、私は母になりました。

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昔からなんとなく「お母さんになりたい」と思っていて、夫との結婚を考えた時から「お母さんみたいなお母さんになりたい」と漠然と思っていました。

そして、母になった今。

私は果たしてお母さんみたいなお母さんになれているのか?

そもそもまだそうなりたいと思っているのか?

うーん…

少し思うことが変わってきたので、書いてみようと思います。

わたしのお母さん

私の地元は福井の超田舎。

なので、わりと昔ながらの家庭で育ちました。

母は実家から嫁いだ形で、私の父方のおばあちゃんもおじいちゃんも、ひいおばあちゃんも同居していました。(母からみると義父母ですね)

男女関係なく家事や育児をするのが理想とされる今の考えとは違ってて、“家のことは女がやる”というような価値観の中で生きてきたんだと思います。(絶対大変だっただろうな。。)

父ももちろん働いていましたが、祖父母がいたこともあり、母は私が産まれてから最近までずっとフルタイムで働いていました。

実に26年くらい!すごすぎ。

そのため、私が幼い頃は祖母や祖父に面倒をみてもらっていました。

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そんな状況の中でも、毎日早起きして家事全般をこなし、学校のイベントがあれば母が参加してくれ…

なんというか、お母さんなら当たり前なのかもしれないけど、今の私にはできていないなぁと思うことを20年以上やっていたわけです。

祖父母や曾祖母は私が小中学生の頃に亡くなってしまったので、それからは母が1人で家事全般を行ってました。
(少しは手伝えって話ですよね。反省……。)

私が高校生だったときの、母の1日のスケジュールはこんな感じだったと思います。

5:00 起床→ご飯用意→洗濯まわす→弁当つくる
6:30 みんな起床してご飯食べる
7:00 後片付けして洗濯干す
7:30 仕事へ(8:00~始業のため)
 
17:00まで仕事
18:00 買い物して帰宅→ご飯準備
19:30 ご飯食べる→後片付け
20:00 それぞれお風呂入る
22:00 母お風呂→そのまま掃除
23:00 テレビ?→就寝

これだけ1人でこなしていたら、自分の時間なんてないですよね。

一方、今の私は?

結論、私は全然こんなんじゃありません!笑

かといって、それをだめなお母さんだと思っているか?と言われると、答えは「NO」ですね。

なぜなら

私は私なりに頑張っている!!!

…と思うようにしているし、実際そう思っているからです。

たしかに母と比べたら・・・

・早起きできない(しない)
・ご飯毎日は作らない
(子どもの分もベビーフード使いまくり!)
・毎日必ずやる家事は洗濯だけ
(皿洗いや掃除は夫もやる)

はい、こんなんでも母をやっています。

そもそも家事が嫌いすぎて、早く世の中の家事全て全自動にならないかなと日々思っています。

ルンバ使おうと思っても、床が片付いてないと無理だし
乾燥機付きの洗濯機だって結局たたむのはやらなきゃいけないし(そこがめんどいのに)
食洗機にしても結局片付けはやらなきゃいけないし

・・・とにかく家事って面倒です!!

話は逸れましたが、そんな私が 

・毎日子どものごはんを用意する
・毎日洗濯する(干す、たたむ、しまう)
・夫が寝ちゃったら皿も洗う
・子どもが体調悪ければ病院行く
・仕事終わり子どもと遊ぶ

こんなにやってるんです。これだけ、かもしれません。

でも、これだけでもすごい!子どもを産む前の私ならまずやってない!頑張ってる!!

…と、時々思うことにしているのです。

何が言いたいかってどんな自分でも肯定してあげるのって大事ですよね。

母とは違うお母さんに

母のことはもちろん尊敬しています。

でも、最近はお母さんみたいになりたい、とは少し違ってきている部分もあって。

そもそも違う環境でお母さんやってるわけですし、同じように頑張る必要なんてないですよね。

私は私なりに。

ま、たまに理解してもらえないときもありますが。笑

実家では毎朝お味噌汁とおかずとご飯が出てきてたけど、今は朝からお味噌汁作ることなんてほぼないし…

これを話したら「ちゃんと作んねやー(作りなさいよーの意)」と言われました。笑

でもいいのです。

私と母は違う環境で「お母さん」をやっていて、それぞれがその時できる最大限のことをやっているんだと思います。

子どもがこれから先いちどでも「お母さんがお母さんでよかった」なんて思ってくれたら最高に幸せですね。

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そんな日が来ることを夢見ながら……

今目の前で寝ている“1歳の小さな息子”と、ソファで寝てしまった“心も体も大きな夫”との日々を楽しみたいと思います。



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