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【「心理的安全性」の3冊】「心理的安全性のつくりかた」・「心理的安全性をつくる言葉55」・「心理的安全性を高めるリーダーの声かけベスト100」

『読書革命: 人生が変わる100冊の本』という本を出版致しました!よろしければどうぞ!

  Googleがその重要性を見出し、近年注目を集める「心理的安全性」

 Googleがその重要性を見出し、近年注目を集める「心理的安全性」
 「心理的安全性」に関する知識や、組織内の心理的安全性を確保するためのノウハウは、既にリーダーにとって必須のものとなっています。

 本記事では、心理的安全性をテーマにした本のテッパン、おススメの3冊をご紹介します。
 マネジャーやリーダーは勿論、チームで成果を出したい全ての方におススメの書籍ばかりですので、是非チェックしてみてください。

「心理的安全性のつくりかた」

 先ずご紹介するのは『心理的安全性のつくりかた』です。
 「心理的安全性」と言えばこの本です。

「心理的安全性」は「ヌルい職場」ではない

 「心理的安全性」の誤解の最たるものが「ヌルい職場」という認識でしょう。
 この誤解を解き、心理的安全性を正しく機能させるためには、「仕事の基準」(スタンダード)という考え方を理解する必要がある。

「ハイ・スタンダード」な仕事

 「仕事の基準」と「心理的安全性」でマトリクスを描き、職場を4象限に分けて考えてみましょう。
 心理的安全性が高いが、仕事の基準が低いのが、和気藹々としているが仕事の充実感はないのが「ヌルい職場」です。
 「ヌルい」原因は、心理的安全性にあるのではなく、「仕事の基準」が低いことにあります。

 仕事の基準も心理的安全性も低いと、リスクを冒してまで他人と関わろうとしない、事なかれ主義の「サムい職場」になります。

 一方で仕事の基準は高く、心理的安全性が低いのは「キツい職場」です。ここではメンバーは罰を避けるために努力することになります。

【出所】worksight『「健全な衝突」を促し、強いチームへと導く「心理的安全性」』
https://www.worksight.jp/issues/1879.html

 本書が目指すのは、ハイ・スタンダードで、心理的安全性の高い「学習して成長する職場」です。
 メンバーは健全な衝突を起こし、多様なアイデアを効果的に活用することができる。
 このような職場では、離職率が低く、収益性も高くなることが特徴です。

「心理的安全性をつくる言葉55」

 2冊目は『心理的安全性をつくる言葉55』です。チームの心理的安全性を高める55のフレーズが掲載されています。

 本書の特長は、心理的安全性を高める4つの要素である「話しやすさ」因子、「助け合い」因子、「挑戦」因子、「新奇歓迎」因子の概要を紹介したあと、55フレーズそれぞれがどの因子を強化するものなのかが明示されている点です。

「心理的安全性」とは何か

 「心理的安全性」とは、おおまかに言えば「誰もが率直に、思ったことを言い合える」ことです。
 つまり、チームの目標や大切にしていることに向かって、健全な意見の衝突(ヘルシーコンフリクト)が起こせる状態を指している。

 心理的安全性が確保されていると、「ミスをしてしまった」などといった言いにくいことも迅速に共有できたり、新しいことに挑戦しやすくなったりする。
 勿論、結果としてチーム全体の成果も上がるでしょう。

「心理的安全性」を確保するために何から手をつければいいのか

 では、心理的安全性を確保するために何から手をつければいいのか。もっともシンプルで効果的な方法は、職場で使う言葉を変えることです。
 大胆な改革もコストをかけた投資も必要ない。心理的安全性の高いチームは、日ごろ使う言葉を変えるだけで作れます。

「Bad newsとGood newsを教えてください」(助け合い因子)

 1on1で「何でも良いから話したいことを話して」と問いかけると、「特にない」と言われ、結局リーダーのペースで話すことになってしまいます。
 ここで便利に使えるフレーズは「ここ1カ月のBad newsとGood newsを教えてください」です。

 Good newsを聞けば、控えめなメンバーの功績に気づけるかもしれない。「お客さまからお叱りをいただきました」「〇〇を忘れていました」などといったバッドニュースからは、トラブルの予兆を早期に発見できるだけでなく、業務改善のヒントが得られるでしょう。

「ここまで話して感じたことを教えてもらえますか」(話しやすさ因子・助け合い因子)

 貴方は1on1をどのように締めているでしょうか
  よくあるのは「他に何かある?」とざっくり尋ねてしまうことです。

 それだと多くの場合「特にありません」「大丈夫です」という返事に留まってしまう。

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