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フィンランドKiVaプログラム -「違いの認識と尊重」が不可欠 -

 こんにちは。議論メシ編集部部長です。
 現在、「ダメな貴方でも死なない学校を生き抜く術-「社会的処方」と「家族」の関わり方とは何か- 」という本を今回はいじめを防ぐ為の事業をされている株式会社マモル 代表取締役 隈有子さん、Izumi Koさんと執筆しました。

  最近は新・"共創型"コミュニティのつくりかた-議論メシ・議論メシ編集部のあゆみと共に- という本が発売されました。

 良かったらご一読ください。

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 もう1か国のいじめ教育を紹介していきたいと思う。
 国際学力調査の好成績で注目されたフィンランドは、先進的ないじめ対策でも知られる。
 暴力を伴ういじめより、言葉や態度によるいじめが多いという点は、日本とも共通する。ネットのゲームも活用し、授業を通して子どもたちに伝えているのは、「いじめの傍観者になるな」というメッセージだ。

ネットのゲームを活用

 サングラスに長髪の少年が、別の少年に嫌がらせをしている。級友の一人は、いじめられている子に味方しようとしているが、他の子どもたちは遠くの方で「また、いじめが始まったよ」と見ているだけ。

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