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加藤諦三「だれとも打ち解けられない人」で人生が変わった

『読書革命: 人生が変わる100冊の本』という本を出版致しました!よろしければどうぞ!


  加藤諦三「だれとも打ち解けられない人」は唯一自分の人生を変えた本である。
 どう変えたかというと、「どうせ死ぬから失うことを恐れない」と思えるようになった。

『自分の命と、あの人に気に入られることとどちらが大切か?
あの人は、こちらのことなど、すぐに忘れている。そういう人に気に入られるために、「私は生まれてきたのか?」
心理的損傷を負うのは、他人の評価のうえに自分の人生を築こうとしているからである。
要するに神経症とは、
自分のために生きられず、
他人に気に入られるために生きてきた人である。
人生の軸は自分ではなく、他人にある。』

【引用元】 加藤諦三「だれとも打ち解けられない人」

加藤諦三先生の本は全冊自分に対してクリティカルである

 19歳の時に「だれとも打ち解けられない人」を読んで全文がグサグサグサと自分に刺さった。瀕死寸前だった。

 本書では、人と打ち解けない人を「執着性格者」として、その行動様式から、コミュニケーションを難しくしている要因を分析し、少しでも楽に生きられる処方箋を示している。

自分は「執着性格者」である

 『執着性格者は普通の人以上に、本質はわがままで自己中心的である。しかし、他人に見せる顔は普通の人以上に立派である。
 そのギャップはすごい。このギャップの中で生きているから苦しい。したがって、執着性格者には、生きる喜びはないけれども憎しみがある。』
 正に自分のことだった。「執着性格者」は近い関係が不得意である。近くなると傷ついてしまう。

「どうせ死ぬから失うことを恐れるな」が衝撃だった

『最後は自分の体も死んでなくなる。だから生きていく馬、失うことを恐れるな!!』が衝撃だった。
 『世間の評判というのは、一気に上がり、一気に下がる。世間の評価は虚の評価。
 虚ではないのは、実は愛だけ。』
【引用元】 加藤諦三「だれとも打ち解けられない人」

「誰に嫌われても生きていける」と思うようになった

 ここから「「誰に嫌われても生きていける」と思うようになった。
 嫌いな方には「嫌い」と言うか、避けることが出来た。

『われわれは、他人に嫌われたって生きていける。
他人に嫌われるのがそれほどまでにこわいのは、心の底に、他人に対する不信があるからである。
人に気にいられるために生まれてきたのではない。
他人を受容できる人間には自律性がある。他人を拒絶する人間には依存性がある。
自分の自尊の感情が満たされるか傷つくかに関係なく、他人の欲求を認めることができる、これが自律性である。
他人に心理的に依存している人間は、当然他人の言動から心理的影響を受ける。』
【引用元】加藤 諦三. 気が軽くなる生き方―――重苦しくふさぎ込むな (知的生きかた文庫) (Kindle の位置No.723). 三笠書房. Kindle 版.

執着が強ければ強いほど悔しい

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