『私たちのエコロジー』展に行きました!

画像1 森アーツセンターギャラリーにて『私たちのエコロジー』展に行きました!
画像2 森美術館で2024年3月31日まで開催中の「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」展は、エコロジーという大きなテーマの下、環境保護に留まらない現代の問題を多角的にとらえつつ、美術館やアートが地球に対してもつ役割について考えた現代アートの展覧会だ。
画像3 本展の定義する「エコロジー」は環境だけに留まりません。この地球上の生物、非生物を含む森羅万象は、何らかの循環の一部であり、その循環を通してこの地球に存在する全てのモノ、コトは繋がっています。
画像4 ニナ・カネル《マッスル・メモリー(5 トン/部分)》(2023年)作家は1979年、スウェーデン生まれ。冒頭に設置された印象的なインスタレーションです。5トンの貝を床に敷き詰め、鑑賞者はその上を歩くことができます。「バリバリ」という音を立てながら貝殻がつぶれていきます。
画像5 殿敷侃《山口―日本海―二位ノ浜 お好み焼き》関連資料(1987年)作家の殿敷侃(1942‐1992)が山口県の海岸でゴミを集めて深い穴に投じ、油をかけて燃やしたもの。ゴミのほとんどはプラスチック。超高層ビルから見下ろす整然とした都心の街並みと、対照が際立ちます。
画像6 本展の定義する「エコロジー」は環境だけに留まりません。この地球上の生物、非生物を含む森羅万象は、何らかの循環の一部であり、その循環を通してこの地球に存在する全てのモノ、コトは繋がっています。
画像7 日本は戦後の高度経済成長期において、自然災害や工業汚染、放射能汚染などに起因する深刻な環境問題に見舞われました。本章では、日本の社会や現代美術史をエコロジーの観点から読み解くべく、1950年代以降の日本人アーティストの作品や活動に注目します。
画像8 モニラ・アルカディリ《恨み言》(2023年)作家は1983年生まれ、ベルリン在住。クウェート国籍。1999年から2010年まで日本で教育を受けたアーティストです。《恨み言》は真珠と石油産業の歴史を通して、人間の自然への介入と搾取、また人間と自然の共存について考えさせる作品です。
画像9 環境危機は私たち自身の「選択」が招いた結果です。 現状を打破するには、私たち自身の在り方を改めることが必要でしょう。未来にはどんな選択肢が残されているのでしょうか。
画像10 展示風景 (中央)西條茜《果樹園》2022年 陶磁器の内部が「空洞」であることに着目。その空洞に息を吹き込むことで身体感覚の拡張や、他者とのコミュニケーションをイメージさせています。他者との共鳴、内省などの重要性を喚起させます。
画像11 ニューヨークのアーティスト、アサド・ラザによる《木漏れ日》(2023年)アサド・ラザは1974年ニューヨーク州生まれ。六本木ヒルズ森タワーの53階にある森美術館で、故障していた天窓のロールスクリーンの修理のため、檜で木製の足場が組み上げられ、宮司による神事も行われました。
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