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悪い習慣を避けることで得られる利益を強調する

悪い習慣を避けることで得られる利益を強調する

 TSUTAYAの延滞料金がかかるなら、お客さんは期限までに返却します。
 出席が成績に結びつくなら、学生は授業に出て、留年を避けようとします。
 すぐやってくるわずかな苦痛を避けるために、私達は様々な努力をします。

悪い習慣を何度も繰りかえしてしまうのは、貴方が変えたくないからではなく、変えるための仕組みが間違っているから

 何故何度もアラームを設定しても、大学の1限の授業を寝ブッチしてしまうのでしょうか。
 悪い習慣を何度も繰りかえしてしまうのは、貴方が変えたくないからではなく、変えるための仕組みが間違っているからです。

行動に伴う「罰」を早めよう

 この困難を乗り越える最善の方法は、行動に伴う罰を早めることです。
 行動と結果のあいだに間を置いてはいけません。
 大学の1限の授業を寝ブッチを避けたかったら、極端ですけど「その度に親に電話で謝罪しなくてはいけない」という罪を課すとかいかがでしょうか。
 行動がすぐに悪い結果を招くようになれば、行動は変化し始めます。勿論、これには限界があります。
 罰によって行動を変えようとするなら、その罰には、正そうとしている行動に負けない強さが必要です。
 生産的になるには、行動にかかる労力よりも、先延ばしによる損失が大きくなければいけません。
 健康になるには、運動にかかる労力よりも、怠けることによる損失が大きくなければいけません。

健康診断1か月前に3kg痩せた 

 私は最近健康診断1か月前に3kg痩せたのですが、健康診断で引っかかったら、検診先で何か言われるし、もうこの年齢でガミガミ言われたくないからです(引き続きダイエットは続けます)。

行動が変わるのは、罰が十分に苦痛で確実に行われるときだけ

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