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【書籍紹介】世界最高峰CEO 43人の問題解決術

こんばんは。


コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘です。


今日のおススメの書籍です。

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■仕事の悩みをあの手この手で解決する! 世界最高峰CEO 43人の問題解決術
■桑原 晃弥(著)  =========================


世界各国の大企業の創業者は、どのように
壁を乗り越えていったのかをまとめた一冊です。

日々ビジネスをしていると色々な壁にぶつか
るでしょう。

そんなとき、「ここに出ている人たちのこと」を思
い出したら前に進めるのではないでしょうか。

本書をお読みいただくことで、何度も失敗ばか
り、受注はしたけど製作費がない、既存のルー
トは閉ざされている、そんな壁を乗り越えていっ
た偉人のエピソードをたくさん知ることができます。

それでは特に参考になったエッセンスをご紹介し
ていきます。

●4年間あきらめることなく改善をくり返し、試
作品をつくり続けたダイソンが、最終的にやっと
「100%の効率を手にした」と確信したのは、な
んと5127台目の試作品の時でした。

ダイソンは、成功するまで手をゆるめることなく、
やり抜きました。

しかしその頃、ダイソンは住宅ローンなども含めて
15万ポンド以上の債務を抱えており、「このプロ
ジェクトを成功させるか、破産するしかなかった」
というぎりぎりの状態に追い込まれてしまいました。

せっかく夢の製品が完成したのに、またもやピンチ
です。

ダイソンはフライと相談し、ついいに製造ライセンス
を売ることに決めますが、「自社製品が好調だか
ら」「消費者は紙パックに慣れているから」「紙パッ
クで儲かっているから」という理由から、どの会社も
関心を示しませんでした。

ようやくその後、日本の商社エイペックスの協力を
得て1986年3月にサイクロン掃除機「G・フォース」
を日本で製造、販売にこぎ着けたところ、1台20
~30万円と高額にもかかわらず、飛ぶように売れ
ました。

(P28~29 引用)

何度失敗しても諦めなかったというとエジソンの実験
が浮かびますが、ダイソンも似ています。

どうしても実現させたいことがあれば、時に諦めを悪
くすることも必要かなと感じます。

●アイデアに関しては自信もありました。

「『そんなことは不可能だ』などという意見は、聞かな
い方がいい場合もある。

私は、自分がやろうとしていることについて、他人の許
可も承認も得ようとしなかった。

私はただ、前進し、それを実現しただけである」

と話しています。

顧客への直接販売で成功したデル・コンピューターです
が、1994年までは同時並行で小売店経由でも販売
を行っていました。

デルによると、当時、小売業者によるパソコン販売は
年20%というぺースで成長していましたが、撤退すべ
きではないかと考えていたといいます。

理由は利益の低さにありましたが、小売りチャネルの
担当者たちはチャネルをウォルマートなどのディスカウ
ントショップなどにも広げようとしました。

一旦はそのアイデアを採用したデルですが、わずか数か
月後には小売りチャネルからの完全撤退を決断します。

それを報じるマスコミや専門家の論調は「小売りチャネ
ルから撤退することで、デルは成長の可能性を自ら大
きく限定してしまうことになる」と批判的なものばかりで
したが、デルは推し進めます。

結果は成功でした。

(P106~107 引用)

周囲はそのやり方だと難しいと言っていても、耳を貸さ
ず思いきって行動してみる。

反対している人は情報を100%既知なわけではない。

実際に行動したことなくイメージだけで反対している場合も多い。

まずは行動してみることですね。

●それまでにつくり上げた技術も持ち出されてしまった
ムーアが決意したのは、「とにかく技術開発競争では絶
対に負けず、新しい技術をどんどん生み出せ」でした。

今ある技術を持ち出されるリスクがある以上、それに
ついて長い時間をかけて裁判するよりも、その技術が
陳腐化するほどのスピードで技術開発を進める。

それこそが勝つためには必要だというのがムーアの得た
教訓でした。

もう裏切られないようにするのではなく、また裏切られ
るかもしれないならどう行動するべきかと考えたのです。

(P128 引用)

インテル創業者のゴードン・ムーア氏は部下に裏切られ
てしまいました。

このようなことが起きると裁判を起こすことなどを考え
てしまう人もいるでしょう。

しかし、今後どのようにしても防げないことはあるもの。

法の網をくぐり抜けようとするものは止められない。

ならば、もう盗まれることを前提に、常に新しい商品や
サービスを開発し続ける。

変化のスピードが激しいうえに、ネットが発展し模倣さ
れるスピードも増した現代にこそ、心得ておきたいこと
ではないでしょうか。


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