GR人材育成ゼミ第16回(8月31日)「トイボックスの退任とこれから」ゲスト講師:白井智子氏
「フリースクール」と聞いて皆さんはどんなイメージを持っていますか?
最近はすっかり秋めいてきましたね、さんまの塩焼きとビールが美味しい季節がやってきました。
GR人材ゼミ8期生のおくちゃんです。
第16回目の今回は「白井智子(しらいともこ)さん」からトイボックスの立上げ秘話や苦しかった経験、今後の日本の教育についてお話をお伺いしました。
モデレーター、ユーティーさんの元セッションのような形式でお楽しみください!
シドニーでの幼少経験と沖縄のフリースクールの設立
白井さんは4-8歳をシドニーで過ごします。その後、日本に戻ってきた後日本の教育に違和感を感じたそうです。
シドニーでは自分の個性を伸ばそうと教育してくれた。だけど日本では個性などは二の次で勉強ができるかできないかだ。先生から管理されているみたい。
そんな違和感を胸に東京大学卒業後、「日本の教育を変えたい」という想いから「松下政経塾」に入ります。
松下政経塾では「現地現場主義」を方針と抱え、白石さんもその方針のまま文字通り「小学校に飛び込み」ます。
(当時23歳)小学校5年生のクラスで「転校生」として入学しました。こどもたちには「ワケありの中学生かな?」と疑われはしたものの信じてくれて2か月間過ごしましたw
2か月間の潜入経験から多くを学んだそうです。
『潜入期間』では自分の教育に関する課題感を先生や色んな人に相談しました。色んな方から「白井さんの言っていることは良く分かる、しかし中からは変えられないんだよ」と言われました。それだったら外から変えるしかないと決心し、フリースクールを沖縄で作ったんです。
大阪池田市でのフリースクールの立上げとトイボックスの設立
その後、大阪池田市の依頼により池田市にフリースクールを設立され、その後トイボックスを設立されています。池田市不登校の生徒の数を約40%減らすことに成功したそうです。その中で意識されていたのは親御さんとの関わり方だったとのこと。
これからの仕事
2020年3月、白井さんはトイボックスを退任され新たなチャレンジ開始しています。
教育機会確保法の経験
トイボックス時代に「教育機会確保法」制定をめちゃくちゃ頑張りました。制定されていいことがたくさんありました。まず親が「自分のせいじゃないんだ」と苦しまなくなった。本当に良かったです。しかし、まだまだ課題があると思っています。法律ができてもまだまだ現場は変わっていない。「学校で来るもんだよ、なんで来れないの?」というスタンスの教育関係者はまだまだ多いです。今後は別の立場から課題解決に向き合っていきたい。
と話されています。
また、最後の質問タイムでは以下のような質問飛び交いました。
まとめ
最後に白井さんとユーティーさんでこんな会話がありました。
資本市場の発達とともに資本市場から取り残されている課題があると問題になっています。
今回のゼミを機に自分もそういった課題への取り組みに対してのヒントにつながるのではないか、と思いました。
次回は今回のテーマに沿って各チームから解決策の発表を行います!
ぜひお楽しみに!
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