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Apple Oneと行動経済

Apple One日本上陸!

いよいよAppleによる、
本格的サブスクリプションモデル

日本に上陸しました。

それが、
Appleが9月に発表した「Apple One」です。
Apple社のサブスクリプションサービスで、
Apple Music、
Apple TV+、
Apple Arcade、
そしてiCloudストレージをまとめた、
バンドルサービス
なのです。

圧倒的強さ

Apple社は2018年、
米国企業初の1兆ドルを突破
しました。
そして2020年8月には米国企業で初めて、
2兆ドル(約212兆円)を突破
したのです。

圧倒的強さですね…
同社はiPhoneだけでなく、
サービス分野やウェアラブル等々を、
重層的に売り上げを伸ばしている事が、
株価上昇に繋がっているのです。

バンドルサービスで更なる加速

そして今回のバンドルサービスによる、
単価UPのサブスクリプションです。

バンドルサービスは、
年金業界の用語の一つと言われていますが、
「制度運営の窓口が一本化されるため、
事務手続きが簡略化されると共に、
コストが抑えられる」
という、
大きなメリットがあります。

Apple社が誇る人気コンテンツを、
バンドルサービスによってお得感を出し、
平均的単価を高める戦略です。

利用料内訳

今回は「個人で月額1,100円」か、
最大6人利用「ファミリーで月額1,850円」が選択出来るそうで、
どちらにしても「Apple Music」と、
「iCloudストレージ」を利用している方には、
お得な料金設定との事。

先日Apple Musicを解約した私は…
月額1,100円でこれだけのサービスであれば、
再購入しよう!と考えますね…

単体価格

「Apple One」において、
4つのサービスが使い放題でありますが、
個人だと月に1,210円お得で、
ファミリーだと月に1,230円お得
だそうです。

個人とファミリーでその差が750円!
一人で使えるか最大6名まで使えるか…
色々考えますと、
iCloudストレージ200GBのポイントと、
家族でどう使っているか?によると思います。

現状維持バイアスを取り払えるのか?

行動経済学の中で私も良く使うのが、
現状維持バイアスです。
現状維持バイアスを取り払うには、
ある一定の定義があります。

その定義が今までのモノやサービスをやめて、
新しいモノやサービスで得る選択をするには、
今までより新しいモノやサービスで得る喜びが、
「2倍以上」であると、
変化を受け入れるメリットが働く
と言われています!

Apple Oneと行動経済まとめ

Apple Oneサービスで、
個人の場合はいかがでしょう?

個人でApple Oneサービスを使うと…
「個人では月額1,100円」の利用料でした。
個人でApple Oneサービスを使うと…
「個人で月1,210円のお得」となりました。
1,100円で1,210円ものお得…
メリットは2倍以上
ですよね?
確実にヒットする要素があるのが理解出来ます。

これがApple流の行動経済マジックだと私は思います。
使う側も、
使って貰う側の意図的な戦略を理解
するだけで、
自分に色々と落とし込む事が出来るのです。

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