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巣ごもり消費と行動経済

2020年で一番大きな消費者行動

新型コロナウイルスの影響によって、
2020年で一番大きな消費者行動が起きたのが…
巣ごもり消費シフトです。

多くの方が…
自宅から「オンラインでの買い物」や、
「サービスの利用」等を積極的に活用し、
不要な外出を控えました。

年末年始も自粛の嵐

東京都の小池都知事も先日発表がありましたが、
「年末年始は来年の東京の姿を占う重要な局面だ」
と述べて、
買い物や通院等々、
やむを得ない場合を除いて、
「外出を自粛」して欲しいと呼びかけています。

『ひとりひとりの行動が来年を決める』
ということを改めて心に刻んで、
『感染しない、感染させない』と言う、
静かな年末年始や正月
にして頂きたい。
「一転して来年をすばらしい年にするために!」
とも語っています。

プラス需要

巣ごもり需要によって、
大きくプラスに繋がったモノは、
当たり前ですが…
自宅での食に対する消費です。

一気に伸びたのは、
出前&デリバリーサービスです。
カップ麺やお米やお肉等の各種食材も、
前年比を大きく上回りました。

家で過ごす時間が増えた事で…
「自宅でお菓子を作る」と言った需要が高まり、
小麦粉などの材料や、
調味料の支出額
も増えています。

鬼滅の刃のレトルトカレー

先日は鬼滅の刃の経済効果を書きましたが、
その中で一気に売り上げを伸ばしたのが、
鬼滅の刃レトルトカレーでした。
他と比べて「売り上げ比率57倍!」

味はただのカレーです。
パッケージが変わっただけで、
売上が57倍!

まさに行動経済ですが、
背景には「巣ごもり需要」も、
大きく関係していると感じます。

外に出れない事による、
自宅内ストレスはとても増えています。
鬼滅の刃コラボのレトルトカレーであれば、
子どもたちがワクワクしますので、
お母さんも明るくなりますね。

冬が長い北欧に学べ

外出自粛
リモートワーク

消費行動は大きく変わります。
長期間の巣ごもり生活は、
冬が短くなった今の日本には、
厳しい現状
である事を感じます。

北欧は冬が長い事で知られています。
なぜ北欧に高級家具が多いか?
それは…
自宅を快適な場所にしようと言う事で、
家具やインテリアにこだわり、
お金を掛けるからです。

ヒュッゲ的思想

「ヒュッゲ」と言う言葉をご存知でしょうか?
ヒュッゲとは、
ウエルネスかつ満足な感情がもたらされ、
居心地がよく快適で、
陽気な気分であることを表現
する「デンマーク語」です。

デンマークの人は、
「今の人生が幸せである」と、
感じていることが多いと言われています。
日本とは全く逆ですよね?
なぜでしょう…

幸せな時間や人生とは何か?

日本の方が裕福に見えますし、
四季折々の楽しさも感じられます。
しかし…
日本人の多くは幸せであると感じていません。
それは何故でしょう?

答えは簡単です。
それが…
「物質的な幸福」ではなく、
「精神的な幸福」が満たされていない
からです。

これはハッキリと言いますが、
人々の幸福度は、
物質的な豊かさでは満たされない
のです!

感性的や精神的な豊かさが必須となる時代…
私が一人でも多くの方へ少しでも、
「感動を与えられ続けるメディア」になろう!
考えた理由もここにあります。

巣ごもり消費と行動経済まとめ

巣ごもり消費
言葉で書くのは簡単ですが、
人間は現状維持バイアスを持っていますので、
慣れた生活から、
慣れない生活へ変わるまで
に、
精神的ハードルを超えなければなりません。

これは…
あまり楽観的問題ではなく、
少し深刻な課題です。
背中をチョンと押すだけでは、
まだまだ動かない可能性があります。

なぜ私が常に行動経済を中心に置いて、
記事を公開
しているか?
人間は感情で行動する。
その答えがこの中にあるからです。
心を動かす事が一番の行動行為だと私は考えています。

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