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日本文化の向上と地方創生に繋がる行動経済

天空の晩餐会へ

2019年11月20日の事です。
この日私は…翌日からNew Yorkに出発すると言うのに、
日本で一番宇宙に近いレストランで時間を過ごしておりました。
その場所は東京スカイツリー634です。
https://restaurant.tokyo-skytree.jp/
ここにいる理由は、
第一回日本聴き酒協会主催「天空の晩餐会」でした。
酒サムライがおススメする日本酒の説明を聞きながら…
日本酒をこよなく愛した世界的シンセサイザーアーティストである
冨田勲先生の音楽を日本で一番宇宙に近いレストランで聴く…
今も私の記憶の中では、最高レベルのイベントです。
このイベントを思い返しながら、
行動経済を考えてみたいと思います。
その時の映像です。
日本聴き酒協会主催 天空の晩餐会
https://youtu.be/ey6YJEfVJyE

文化を考える

文化(カルチャー)とは…(以下抜粋)
人類がみずからの手で築き上げてきた、
有形・無形の成果の総体。
それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、
学習によって伝習されるとともに、
相互の交流によって発展してきた。
文化にはいくつかの種類で定義されている。
絵画・クラシック音楽・オペラ・バレエ等々の「ハイカルチャー」
映画・音楽・テレビゲーム・スポーツ等々の「ポピュラーカルチャー」
まんが・アニメ・アイドル・コスプレ等々の「サブカルチャー」他
衣装・生活様式・食・言語…
まだまだ多くの文化があります。

日本酒文化

日本酒は日本が誇る伝統文化(食)の象徴です。
日本の米文化の歴史でもあります。
「自然のものすべてには神が宿っている」と言う考えから、
日本は神道を大切にして来ました。
稲作を中心に暮らしを営んできた日本の姿。
日本では春は豊作を願い、
夏は風雨の害が少ないことを祈り、
秋には収穫を感謝する事から、
「お祭り」を行う事で神社へ日本酒を捧げるのですが、
日本酒と神道はとてもとても深い繋がりがあるのです。

日本酒の起源

日本酒の起源は諸説あるのですが、
九州や近畿地方の西日本に起源があるという説があります。
2016年大ヒットを記録した新海誠監督の「君の名は」にも出て来ますが、
「口噛みノ酒」です。
「口噛みノ酒」は加熱した米を口の中でよく噛み、
唾液に含まれる酵素で糖化し、
野生酵母によって発酵をすすめる製法です。
「口噛み」の作業を行うのは神社の巫女のみに限られていました。
日本酒は【神のために造られ始めた】といわれています。
新海監督が伝えたかった映画の本質に、
一歩近づいたのかもしれませんね…
映画から紐解く行動経済も次回以降お届けしたいと思います。

音楽文化

音楽は世界共通言語です。
その理由は、
音楽は人類の感情を表す言語であって、
どこの出身であろうと、
リズム、
音調、
メロディーという共通言語を話すことが出来るからです。
文化で言えばポピュラーカルチャーが正しいかもしれません。
まさに文化の象徴であるのです。

地方創生

地方創生とは、
「人口急減・超高齢化」という我が国が直面する大きな課題に対し、
政府一体となって取り組み、
各地域がそれぞれの特徴を活かした、
自律的で持続的な社会を創生することを目指すことです。
声高らかに言っている方々は多いですが…
実現的にはなかなか難しいのも本音でしょう。
我々が発信をさせて頂いているコミュニティラジオも、
地方創生をうたってはいますが、
事実として課題解決できている所は…
殆ど無いのではないでしょうか?

日本酒×音楽×地方創生のコラボレーション

天空の晩餐会は、
まさにその始まりの序章であると感じました。
日本酒だけだと…
飲んだくれになってしまう。
音楽だけだと…
ただのマニアになってしまう。
ただし「この日本酒に合う音楽は…」と語ると、
聴き酒と言う新しい文化が生まれ、
急に贅沢でもあり趣も出て来ます。
創造性が生まれ価値観が高まります。
文化×文化のコラボレーションは化学反応を起こしやすく、
更なる文化向上に繋がっていくものなのです。

行動経済へ

音楽と日本酒のコラボレーションは、
共にルーツを知るきっかけとなり、
感情を揺さぶられ…
人は興味喚起を示します。
知らなかった裏側を知る事で、
行動経済の本質へ誘うことが出来るのです。
【人は感情で行動する】からです。
今回の天空の晩餐会からの流れは、
2020年10月から吉田式マーケティングメソッドを取り入れ、
更に進化をしていく予定です。

未来はいつも未来

未来はいつも未来です。
少し前の未来が現在であり、
少し前の現在が過去であります。
と言う事は、常に未来は進化していくものであり、
追いつく事など出来ないのです。
日本文化の本質を続かせるために必要な事は、
地域人材の育成(人づくり)と、
地域文化の向上(価値創り)のキーワードだと私は考えます。
未来にこのキーワードを必ず入れておかなければ…
地域(国)としての存在価値が薄れてしまうのです。
超情報化社会の未来は、
日本文化の志を忘れてはいけない!そう考えています。

これからの仕事術

私たち人間は、
常に試されているのでは?と感じます。
常識と言う見えにくく都合の良い現状維持傾向(バイアス)に囚われ、
時に自分に都合がイイ防御にするだけでなく、
人の成長を阻害する者もいます。
経済主体時代の考え方から脱皮をする。
地球(持続可能)のためになっているか?
国(地方)のプラスになっているか?
人に喜ばれる(愛される)事を真剣にやれているか?
を考えながら進んでいく事が求められていると教えて頂いています。
コロナ禍における環境は、
今までの考え方をある意味【180度転換する必要性】があるそうです。
答えが見えない時代だからこそ!
行動し甲斐があり、
考え甲斐があるのです!
吉田行動経済研究所は仲間を募集しています!
共に研究をしてみませんか?
ご連絡お待ちしております!

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