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SDGsと行動経済④(調査アンケート編)

吉田行動経済研究所調べ
(2020年9月資料-アンケート10日目)
「SDGsの調査研究に関するアンケート」について、
吉田式アンケートメソッドを使って、
アンケートを収集しています。
本日はアンケート結果を、
発表出来る所までご案内させて頂きます。
(有効回答数750名)

Q:現在保有している自動車について、最も合致するものを1つ選んでください。 世帯で複数台お持ちの方は、自分が主に使用している車をお答えください。

昨日はこの設問から、
SDGsへお繋ぎさせて頂きました。
ハイブリッドカー以外=33%(246名)
低排出ガス車=27%(200名)
自動車は保有していない=26%(193名)
ハイブリッド車=14%(106名)
電気自動車=0.7%(5名)

以上となりました。
皆さんの予測はいかがでしたでしょう?

Q:上記設問でその他とお答えした方は、保有している自動車を教えてください。

こちらに関しては、
基本的にガソリン車が圧倒的でしたが、
軽自動車もかなりの数いらっしゃいました。
ただ私が言いたいのはココではなく…
2020年の2月にイギリスがこんな発表をしました。
「ガソリン車とディーゼル車の英国内での新規販売を禁じる時期を、
従来計画から5年早め、
2035年に前倒しする方針を表明した。
新たにハイブリッド車(HV)も禁止対象に加える」

この様な法案が世界各国で動きを見せています。
数年前から動きが激しいのはドイツ勢で、
VWグループ、
メルセデス・ベンツ、
BMW始め、
いずれも電気自動車を本格的に導入する!
と発表しています。
アメリカでは電気自動車を販売しなければ、
反則金を払わないといけない制度
が立ち上がっています。

日本の電気自動車世界シェア

ヨーロッパでは、
自動車市場の約8%をEVが占めるようになり、
テスラがアメリカの自動車市場に旋風を巻き起こし、
中国国内でEV市場が堅実に成熟
しています。
日本のEV市場シェアはいまだに1%以下で、
2020年最初の5ヶ月では約0.7%となっており、
完全に遅れていると言われています。
つい先日…
テスラの株価がトヨタを抜いて世界が揺れました。
日本のトヨタは、
1937年に創業し83年の歴史を積み上げた自動車メーカーで、
世界で約970万台販売している、
間違いなく日本の基幹産業です。
米国のテスラは、
2003年に設立されてまだ17年という若い自動車メーカーで、
2019年の世界販売台数は約36万台のみです。
そんなテスラがトヨタを抜いたのです。
ではなぜトヨタを抜いたのか?
それは…
車だけで考えていないからです。
EVであるからこそ、
広がる可能性を総合事業にまとめており、
快適で幸福な21世紀における総合企業として、
価値を高めて来た
のです。
この話はまた別の時に(笑)

Q:上記設問でお答えいただいた自動車を選んだ理由を簡単に記載してください。(例えば、環境の配慮、温暖化防止等)

この設問も、
かなり数多くのコメントを頂いております。
設備費が安い
ガソリン代が安い
走行性能が高い
税金が安い
車内が広い
仕事の為
安全性が高い
ボディ―カラー
見た目
大人数で乗れる等々

まだまだ数多くありました。

Q:自動車を保有していない理由はなんですか?

自動車を保有していない方への設問です。
持っていない理由ですね。
コチラも数多くのコメントを頂いています。
駐車場のコスト
駅から1分のマンションですぐ隣にカーシェア
都市部での生活
電車やバスで十分
免許がない
転勤族なのでレンタカーで十分
車酔いする
近々買う予定
維持費が高すぎる
親が持っているから等々

コチラも数多く数多くありました

SDGsと行動経済④(調査アンケート編) まとめ

世界は今後、
確実にEV車がメインになって行きます。
これは絶対的にそうなるのです。
日本の基幹産業を担ってきた自動車業界は、
電化製品としての車に、
世界から遅れをとる訳には行きません。
日本の技術は素晴らしいモノがあると思いますし、
現時点では、
電気自動車の加速度的流れは、
経営判断のタイミングと言われています。
世界が電気自動車へ矛先を向けてくとしても、
電気自動車の課題はあります。
ハードで考えれば、
「バッテリーやモーターの資源」であり、
ソフトで考えれば、
「電磁波問題」です。

しかし…
それでも流れを止める事は出来ないでしょう。
その理由は、
世界の大国が業界を牛耳ろうと動いているからです。
日本人は現実から逃避しようとする、
バイアス(思い込み)が掛かりやすいです。
大きな理由は…
残念ながら「島国」だからです。
どれだけ情報発信技術が発達しても、
いつも対岸の火事
なのです。
喉元にナイフを突きつけられても、
実際に刺されないと分からないのです。
まずは「興味関心」を持つ事。
そこから各自が学び体感し自己責任の上で行動する事。
我々はまさに今!
ターニングポイントに立たされているのです。
明日もSDGsのアンケートを基に
記事を書かせて頂きます。

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